（株）エミライ Mr.Speakers ETHER C Flow の価格比較

MrSpeakersのフラッグシップヘッドフォン。ハウジング内の空気の流れを最適化し、オリジナルモデルよりも低歪みを実現。より繊細な表現が可能となりました。MrSpeakersのフラッグシップヘッドフォン。ハウジング内の空気の流れを最適化し、オリジナルモデルよりも低歪みを実現。より繊細な表現が可能となりました。 【製品概要】 ETHERはMrSpeakersの100%オリジナル設計のヘッドフォンです。ETHERにはオープンバック型の「ETHER」とクローズドバック型の「ETHER C」の2製品がラインナップされています。 日本を含む世界各国で多くのプロダクトアワードを受賞した米MrSpeakers社の開放型平面駆動ヘッドホン「ETHER C」シリーズ、その新たなフラッグシップ機が「ETHER C Flow」です。 流体力学に基づく新たなハウジング形状を採用することで（特許技術True FlowTMテクノロジー）、オリジナルモデルと比べて中域の歪率を1/2以下に抑制しています。 【製品特徴】 ■特許技術である V-Planar 振動板を採用 ■流体力学に基づく新たなハウジング形状を採用(特許技術 True FlowTMテクノロジー) ■CFRP 製ハウジングおよび高精度アルミ合金削り出しバッフルにより高い強度と質感を実現 ■3D プリンタにより成型された密閉専用の音響調整機構を内蔵 ■ニッケル・チタン合金製バンドワイヤにより快適性と軽量性を両立 ■ケーブル部は着脱可能で,バランス駆動にも対応 【製品仕様】 ■ドライバー：マッチドペア（+/- 1.5 dB between 30 and 5,000Hz）の75” x 1.75” 自社開発シングルエンド平面駆動型ドライバー (with V-Planar surface processing) ■バッフル，ピボット、ジンバル機構：高精度アルミ合金削り出し ■バンドワイヤ部：形状記憶合金（ニッケル・チタン合金）製 ■ヘッドバンド部：イタリアン・レザーとマイクロスエード製 ■イヤーパッド部：ラム・レザー製 ■付属品：専用キャリングケース、クリーニングクロス、高純度無酸素銅DUMヘッドホンケーブル 【特性】 サイズ：30.5cm x 22.9cm x 15.3cm 重量：ETHER C 430g 能率：92dB/mW インピーダンス：23 ohmsオープンであるETHERはオープンならではの開放感溢れるサウンドで、広い音場と抜群の定位感、伸びやかなハイエンド、オープン型でも中低域が薄くなることがありません。むしろ中低域の密度の濃さが特徴的です。 通常ヘッドホンで聞いていると、スピーカーと違い、空気を通さない分、音が平坦になりがちですが、MrSpeakersでは単なる横の広がりだけではない、縦の奥行きを感じることができます。 まさにブランド名にあるスピーカーのような鳴り方に近い印象です。 最初の印象では、ハイエンドが伸びやかなヘッドホンなどと比べてしまうと地味な印象を受けてしまうかもしれません。また、一般的な開放型ヘッドホンの印象とも若干異なるかもしれません。 ただETHERを使って楽曲のミックスをしたり、細かい音の描写/位置関係を聞こうとすると非常に分かりやすいと感じることができました。 今ではハイレゾ対応で幅広い周波数レンジをカバーするヘッドホン/イヤホンが確かに出ていますし、特性的にはETHERの持つ再生周波数レンジを超えるものは多く存在するかと思いますが、メーカー側で具体的な周波数特性を公表していないところをみてもスペックだけでは語れない音を感じてほしいという意図を感じます。 長く聞くほど、良さが分かるヘッドホンです。 対してクローズドのETHER Cですが、ETHERと比べて、やはり密閉型になったことでのローエンドの締まりがはっきり実感できますね。定位のピンポイントさはETHER Cでしょう。ただ、密閉型のETHER Cでも音場の広さを実感できます。 音場の広がり、高域の伸び感、音の柔らかさなどはオープンのETHERの方がよいのですが、定位のピンポイント感はETHER Cの方が感じることがでできますし、ETHER/ETHER Cのどちらがよいかは完全に好みではないかと思います。 ぜひお好みの機種をお選びください。