完熟した葡萄のみ使用、口に含むと繊細な余韻が続きます。 トップクラスのコート・デュ・ローヌとシャトーヌフ・デュ・パプを産出しているクロ・デュ・モン・オリヴェは、有名なシャトーヌフ・デュ・パプの古城の跡の正面に位置し、25haの畑を所有しています(うち白は1.5ha)。 最近フレッシュで軽く、熟成を待たずに飲むスタイルのシャトーヌフ・デュ・パプが多い中、とてもクラシックな力強くスパイシィで長期の熟成に耐えるスタイルのワインを造り続けています。「ワイン・アドヴォケイト」の、『2004年9月に飲んだ’57年の完璧に素晴らしいボトル』という記述がそれを証明しています。 ■テクニカル情報■ 葡萄は、様々な葡萄園からのものを使用います。モンタリヴェ、ラ・クロ、レ・ブランシエール、パレストール、ボワ・ドーファン、ピエ・ド・ボーなど15ヶ所で、これらの畑はアペラシオンの北から南へ広がっています。葡萄畑の向きや気候、土壌は、とても多様で、同じ品種に様々な表情をもたらします。 収穫量は30hL/ha。クロ・デュ・モン・オリヴェでは、シャトーヌフ・デュ・パプを造る際、畑(収穫)とセラー(醸造)で行う2度の選別によって、造るキュヴェの選択を行なっています。一部を除梗し、重力でタンクに満たします。コンクリートタンクで、32度で20日間醸しを行います。エレガントさとフレッシュさを保つために、抽出し過ぎないようにします。フリーランとプレス果汁は別々に醸造し、マロラクティック発酵までは、主にコンクリートタンクで行います。ルモンタージュは、発酵中1日2回行います。ブレンドした後、タンクで6ヶ月、50hLの大樽80%、樽20%で18ヶ月熟成させます。 CLOS DU MONT OLIVET Chateauneuf du Pape クロ・デュ・モン・オリヴェ シャトーヌフ・デュ・パプ 生産地:フランス ローヌ 南ローヌ シャトーヌフ・デュ・パプ 原産地呼称:AOC. CHATEAUNEUF DU PAPE ぶどう品種:グルナッシュ80%、シラー10%、ムールヴェードル6%、サンソー、クノワーズ、ヴァカレーゼ、ミュスカルダン、テレ・ノワール、ピクプール・ノワール4% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ ワインアドヴォケイト:88 ポイント Rating 88 Release Price NA Drink Date 2014 - 2017 Reviewed by Jeb Dunnuck Issue Date 28th Aug 2014 Source 214, The Wine Advocate Thierry’s 2008 Chateauneuf du Pape is a good wine in the vintage. Giving up plenty of earth, pepper and forest floor-like qualities, it shows more and more fruit with time in the glass. You can tell it’s from a cooler vintage, but it has good richness, medium-bodied depth and a lively, fresh profile that’s ideally suited for drinking over the coming couple of years. I’m not sure if this estate produces one of the longest-lived Chateauneuf du Papes out there, or if it just seems that way due to the fact that they have such a fantastic library of old wines and I’m able to taste more of them! Nevertheless, Clos du Mont Olivet, which is now run by Thierry Sabon, is a brilliant estate that fashions traditional, age-worthy Chateauneuf du Papes that have incredibly broad drink windows. 【古酒について、当店からのお願い】 オールドヴィンテージのワインは必ず休息させることが必要です。休ませずに抜栓してしまうと本来の味わいは全く表れてきません。商品到着後、最低でも2週間は休ませてください。 ●古酒特有のボトル傷や汚れがございます。 ●澱がございますので、商品到着後はボトルを立てた状態で、澱が沈み落ち着くまで休息させてから(最低でも1か月、出来れば2カ月以上)抜栓してください。 ●熟成による色調の変化(白ワインは黄金色に、赤ワインはレンガ色に)や、香り、味わいが複雑に変化している可能性があります。これらは古酒の特徴です。 熟成されたワイン(古酒)ですのでボトルバリエーション等ございます。それをご理解頂いた上でのご購入をお願い致します。CLOS DU MONT OLIVET / クロ・デュ・モン・オリヴェ シャトーヌフの本当の魅力は、熟成を経て現れる複雑さにある 「クラシックな長熟スタイルを守る」 有名なシャトーヌフ・デュ・パプの古城の跡の正面に位置しています。最近フレッシュで軽く、熟成を待たずに飲むスタイルのシャトーヌフ・デュ・パプが多い中、とてもクラシックな、力強くスパイシィで長期の熟成に耐えるスタイルのワインを造り続けています。シャトーヌフの魅力は複雑さにあり、熟成させることで現われてくると考えおり、2012年訪問時に、「’01年VTをレストランに売っているよ」とティエリは話していました。「ワイン・アドヴォケイト」の、『2004年9月に飲んだ’57年の完璧に素晴らしいボトル』という記述も、それを証明しています。 「ティエリ・サボン」 1971年生まれで、20才の時に醸造学を学び始め、醸造学校を卒業後、南アフリカに3ヶ月研修に行き、さらにオーストラリアで勉強しました。また、2016年末からシャトーヌフ・デュ・パプの生産者組合長に就任しました。 「多種の葡萄品種をブレンド」 葡萄は、シャトーヌフ・デュ・パプに認められた13品種を全て植え、複雑な集約感を出すために多種のブレンドを心がけています。それがシャトーヌフ・デュ・パプの典型だと信じているからです。ムールヴェードルはシャトー・プラドーの苗木をもらっています。土壌の掘り返しは、何年にも渡って繰り返しおこなってきたため、葡萄は深く地中に根をはり、水不足の危険性は低くなっています。農作業は自分でコントロールしたいので、4〜5人しか雇いません。収穫は、タイミングが異なるので何度も行わなくてはなりません。 <評価> 評価 「レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2018」で3つ星生産者(最高評価)。ヒュー・ジョンソン「ポケットワインブック2019」で、シャトーヌフ・デュ・パプのトップ生産者として掲載。「ル・ギド・アシェット・デ・ヴァン」、「ワインスペクテーター」等で常に高く評価。また、ロバート・パーカー Jr.は4〜5ッ星の評価。ロバート・パーカーJr.「ワールド・グレイテスト・ワイン・エステイト」に掲載。 ル・クロ・デュ・モン・オリヴェは、30の区画を持っていますが、アペラシオン全体に分かれています。このドメーヌのワインの背骨は、モンタリヴェ地区の区画から来ています。そこでは、土壌は海の粘土と砂で構成されています。モンタリヴォは、南向きで、ブレンドでフィネスをもたらします。全ての区画の名前をあげることはしませんが、それぞれの区画がワインの複雑さにどのように影響を与えているのかを見るのは、興味深いです。例えば、パレストールはフレッシュさをもたらし、ボワ・ドーファンは古代の沖積土、粘土、砂で出来ていて、それがストレートさを与えており、またピエ・ボーは、粘土質の丘の斜面にあって、力強さをもたらしています。クロ・デュ・モン・オリヴェでは、ワインは重みのある土台を持っています。肉付きが良くて太陽を感じさせつつ、フルーツ、よりしっかりしたタンニンがあり、これらがゆっくりと基礎を作り、時にはアクセントになり、野性的なニュアンスとなります。しかし、時と共にこれらのワインは、洗練され、不思議な魅力を持つようになります。驚くべき複雑さを持って。「ルヴュ・ド・ヴァン・ド・フランス2009.04」
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