（株）稲葉 ワイン イタリア エディツィオーネ チンクエ アウトークトニ ファルネーゼ 赤

ファルネーゼのアイテムで最高額ワイン！■タイプ 赤 ■ボディー 重 ■産地 イタリア　アブルッツォ＆プーリア　（Itaiy) ■ぶどう品種 モンテプルチャーノ（33％）、プリミティーヴォ（30％）サンジョヴェーゼ（25％）、ネグロ　アマーロ（7％）マルヴァジア　ネラ（5％） ■生産者 ファルネーゼ ■熟成・醸造 フレンチオークの新樽で12ヶ月　その後瓶で12ヶ月熟成 ■アルコール度数 14.5％ 2014年ヴィンテージコメント （2017年9月15日試飲） ブルーベリーのジャム、プラムのジャムなどを思わせる果実香、ミルキーな風味、カラメル香、黒糖、チョコレート、カカオの風味、ヴァニラ香、ナッティーな風味、胡椒・ナツメグなどのスパイス香などが豊かに香ります。口の中に非常に凝縮感ある旨味たっぷりな果実味が豊かに広がります。アルコールを強く感じボリュームがあり、比較的豊かな酸と程よいミネラルを感じ、旨味たっぷりですが、骨太で骨格のしっかりした味わいです。タンニンは強く収縮感ありますが、荒々しいところはなくあくまでもシルキーです。余韻は長く、果実の旨味と共に、後味に強い苦味と収斂性が現れます。色濃く非常に凝縮感のあるジャミーで旨味たっぷりな果実味が広がり、力強くボリュームがあり肉厚で飲み応え充分な1本です。未だややアンバランスな印象も残すので、今後の熟成が大いに期待されます。 麦ちゃん評価 4.3点　 ※麦ちゃん評価とは？ 2013年ヴィンテージコメント （2016年6月24日試飲） ブルーベリーのジャム、干しプラム、イチジクなどを思わせる果実香、ミルキーな風味、ナッティーな風味、チョコレート、ナツメグ・シナモンなどのスパイス香、鉱物を感じるミネラルなどが香ります。口の中に凝縮したジャミーで濃い果実味が広がりますが、意外に口当たりスムーズで旨味の要素は心地良く広がるイメージです。アルコールを強めに感じ、ボリュームがあり、比較的豊かな酸を感じ、メリハリがあり骨格のしっりした味わいです。タンニンは強く収縮感はあるものの、あくまでもシルキーで荒々しいところはありません。パワフルで強い凝縮感があり、長い余韻を感じ、果実の旨味がいつまでも口中に残る印象です。力強く、骨太でパワフルですが、強い凝縮感ある旨味たっぷりな果実味が、意外にスムーズに心地良く広がる、洗練された印象のヴィンテージです。濃いけれど今飲んでも美味しく楽しめます。もちろん今後の熟成も期待出来る逸品です。 麦ちゃん評価 4.3点　 ※麦ちゃん評価とは？ 2012年ヴィンテージコメント （2015年1月11日試飲） カシス、ブルーベリーのジャム、乾燥プラムなどを思わせる果実香、燻し香、ミルキーな風味、カカオ、チョコレート、木質香、シナモン・ナツメグなどのスパイス香、鉄分を感じるミネラルなど複雑に豊かに香ります。口の中に凝縮した爆発的に濃いジャミーな果実味が広がります。濃い果実味ですが、意外に口当たりスムーズで、繊細なイメージさえ感じます。アルコールを強く感じ、ボリュームがあり、比較的豊かな酸を備え、メリハリがあり、タンニンは強く、僅かに収縮感はあるもののあくまでもシルキーで荒々しい印象はありません。パワフルで力強く、骨太で飲み応えありますが、心地良く優雅で旨味の要素は素直に膨らみます。余韻は長く、凝縮したたっぷりの果実の旨味がいつまでも残ると共に、僅かに苦味の要素が現れます。爆発的に濃いジャミーな果実味が広がりますが、程よい樽の風味を備え、意外に口当たりスムーズで繊細なイメージを感じ、旨味の要素は心地良く溶け込みます。今飲んで美味しく楽しめますが、もちろん今後のさらなる熟成も期待出来ます。まさに過去最高のエディツィオーネと言えるでしょう。 麦ちゃん評価 4.5点　 ※麦ちゃん評価とは？ 2010年ヴィンテージコメント （2013年1月19日試飲） 透けて通らないほど色の濃い黒に近いイメージの紫の色調の強い赤紫色の外観。ブラックベリー、ブルーベリーなどベリー系の果実がよく熟した印象の果実香、カカオやナッツの風味、ヴァニラ香、樽熟成から由来する木質香、発酵食品香、ミルクチョコレート、僅かに胡椒・ナツメグなどスパイス香、鉱物を感じるミネラルなど複雑に豊かに香ります。口の中に色調と香りから想像するような爆発的に濃縮した果実味が広がります。適度な酸がありぼやけた印象はなく、タンニンは強めで収縮するものを感じますがあくまでもシルキーで荒々しいイメージはありません。濃縮した果実の旨味が素直に広がる印象で、合わせて樽熟成から由来する旨味やミネラルから由来する苦味の要素などが膨らみます。非常に凝縮した果実の旨味ですので、ワイン単独ですと飲み疲れしそうですが、こってりとしたお料理と相性は抜群です。余韻は長く、後味に凝縮した旨味たっぷりの果実味と僅かに苦味の要素が長く残ります。 麦ちゃん評価 4.2点　 ※麦ちゃん評価とは？エディツィオーネ　18 チンクエ・アウトークトニ　2016ファルネーゼ ファルネーゼのアイテムで最高額ワイン！ ルカ・マローニ：99点 (満点) ◇◇ ルカ・マローニ ◇◇ ルカ・マローニで99点獲得です！ ルカ・マローニは100点評価はないので、99点が最高得点です！！ ルカ・マローニはイタリアの5大ワインガイドブックの一つです。『ヴィーニ・ディタリア（ガンベロ・ロッソ）』、『ヴィーニ・ディタリア（エスプレッソ誌）』、『イ・ヴィーニ・ディ・ヴェロネッリ（ヴェロネッリ出版）』、『ドゥエミラヴィーニ（イタリアソムリエ協会）』、『ベストワイン年鑑（ルカ・マローニ著）』 正式に言うとルカ・マローニ著　ベストワイン年鑑2015年版です。その最新版で最高点を獲得したのです。 ローマ生まれのルカ・マローニは、故ルイジ・ヴェロネッリの下で、イタリア最初のテイスティングによるワインガイドの創刊を行った際の責任者です。ワインの果実味と心地良さに重点を置いた、主要5誌の中では最も個性的な採点となっています。内容は、州別、生産者別に、生産者の基本的なインフォメーション（住所、ホームページアドレス、責任者、エノロゴ、創業年、ワインの種類、生産量等）と、個々のワインの評価・簡易なデータ、生産者の総評が掲載されています。また、巻末には、生産者順位、ワイン順位（総合、色別、州別、品種・タイプ別、評価項目別）、さらに生産者索引、ワイン索引が掲載されています。下記には、84点以上（ヴィーノ・フルット）を掲載。また、「A」は、ヴィーノ　フルットの中からの最優秀ワイン（各生産者最高1つまで）です。 『ヴィンテージの表記が出来ないことより品質がすべて』そんなこだわりから誕生したワイン 土着葡萄へのこだわり “Cinque autoctoni”とは、イタリア語で5つの土着の葡萄品種という意味。その名が示すように、エディツィオーネには、アブルッツォとプーリアの典型的な葡萄品種の5つが使われています。 イタリア独自の土着の葡萄で偉大なワインを造ることが出来ることを証明するために造られたのがこのエディツィオーネです。1999年に第1号が造られました。アブルッツォとプーリアの2州にある畑の葡萄を使っているため、イタリアの法律上、ヴィンテージは明記できないかわりにエディション　ナンバーがつけられています。 当初ファルネーゼはヴィンテージのないワインに対する市場の反応を懸念しました。しかし、セパージュの選定にも関わったヒュー　ジョンソンは「良いワインを造りたいならヴィンテージの表示は気になるであろう、しかし真に偉大なワインを造り上げたいのであれば、そんなことを気にかける必要はない・・品質がすべてなのだ」と言い、結果は彼の言った通りとなったのです。今回ご案内する15は2013年の葡萄から造れています。 ファルネーゼ　FARNESE ファルネーゼは、1994年に設立されました。創立者のカミッロ氏はイギリで3つのレストランを経営していましたが、いつかアブルッツオに帰郷してワイン醸造に関わる仕事をしたいと考えていたのです。ファルネーゼ社設立の構想は1980年頃から練り始めていました。 現在、自家所有の畑は80ヘクタールですが、契約農家の畑は約30,000ヘクタールあり、このこの巨大な畑から、意のままに最もよい畑を選ぶ権利を持っています。全てを買い取るわけではありません。ファルネーゼの買取方法は、ヘクタールあたりに対して代金を支払うが、他業者はキロ単位でブドウを買います。この違いは、契約農家はヘクタールで代金が保証されるため、安心して質の高い集約したブドウ造りに専念出来るということにあります。 ファルネーゼのアグロノミスト（栽培専門家）が契約農家のもとへ通い、よいブドウを収穫するために年間通じた栽培等のアドバイスを行っています収穫量は平均15tのところ約9tまで減らしています。 ファルネーゼのシンボルの醸造基地は、15世紀のカルドラ城を修復、拡張したもので、威厳ある社風を現在に伝えています。 現在、カンパーニャの「ヴェゼーヴォ」、プーリアの「ディ・サン・マルツァーノ」、シチリアの「ザブ」、バジリカータの「ヴィエニエティ・デル・ヴルトーレ」も傘下にする大きなグループへ変貌し、発展を続けています。 ファルネーゼのネーミング 1582年、オタヴィオ・ファルネーゼ王妃のマルゲリータ（神聖ローマ皇帝カール5世の娘）は1、オルトナの町を手にいれます。この風光明媚なアブルッツォの地で彼女は葡萄作りに心血を注ぎました。そしてそのワインはまたたく間にヨーロッパの宮廷祝宴で好評を博します。葡萄の作り手たちは、自分達を世界的に有名にしてくれた感謝の意を込め、そのワインに「ファルネーゼ」の名を冠したのです。