脳内で湧き出た何かを強く信じた人からの思考の感染経路…という気持ちで読みました。かつてなんどか精神科に入院したことがありますが、院内では「あの人は統合失調症だから」と患者間でも割り切って接するので、友人であってもその思考の内容は特に重要視されません。あ、また発作ね、程度の周りの扱いで他のことに関しては通常通り付き合います。
このように書籍を通じて伝播していく妄想というのは、健常者の方が純粋に病識が無い分、強い影響力を持ってしまうのかと圧倒されました。歪んだ妄想が別の説で補強された時に、それを素直に信じる支援者の思考経路にとても興味を持ちました。まさに感染していくその様子がとても詳しく記載され当事者の方も未だに考え続けていらっしゃるというのも何か感心させられるものがあります。
精神科の患者は合言葉のように「引っ張られないようにね」とよく言います。むしろ一般の方こそ「引っ張られる」のかもしれないときづかされました。
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白装束集団を率いた女 論創ノンフィクション Kindle版
2003年4月末に突然あらわれた〝真っ白〟な集団。奇怪な装束と行動で話題をさらった千乃正法会/パナウェーブ研究所とは。彼らは何を信じ、何を求めていたのか。「教祖」である千乃裕子の生涯をたどり、その謎を解き明かす。
- 言語日本語
- 出版社論創社
- 発売日2022/12/23
- ファイルサイズ8459 KB
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商品の説明
著者について
金田直久(かねだ・なおひさ) 東京都生れ。都内在住の40代。国内外のスピリチュアル、超常現象の情報を収集・考察する在野の研究家。精神医学、民俗学、歴史学など学際的なアプローチを志向。本書が初の著作となる。宗教に対しては懐疑主義であるが「人はなぜ宗教を信じるのか」ではなく、「私はなぜ宗教を信じないのか」を着眼点にして考察をおこなっている。学生時代に遭遇した「白装束集団騒動」が忘れられず、10年程前から千乃正法会の取材・調査を開始した。そのほか、過去の怪奇事件、カルト事件の〝いま〟を鋭意取材・調査中。
登録情報
- ASIN : B0BXSY7N38
- 出版社 : 論創社 (2022/12/23)
- 発売日 : 2022/12/23
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 8459 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 302ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 249,568位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 5,769位ノンフィクション (Kindleストア)
- - 75,580位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年1月28日に日本でレビュー済み
2003年にマスコミで一躍話題となった白装束集団パナウェーブ研究所の歴史を教祖の千乃裕子の人生をひもといて明らかにするノンフィクション。
本屋で見て少し立ち読みして即買い。著者の人、良い意味で変態(?)だなと思ってしまった。。。誰も知らない、調べようとも思わないパナウェーブの実態を「この人、よくここまで...」というくらい調べあげてるので。
物見遊山的な薄いオカルト本かなとおもったら大違いで、あのパナウェーブの実態を文化人類学や精神分析などの観点から論じていたりもする内容で、それなりに小難しく読める知的読み物。(『出口なお』(安丸良夫)ほどではないが、それに近い。)
途中ダラダラするところがなきにしもあらずだが、事実を事実の通りに書いてるからそうなるのだろう(じっさい、パナウェーブは10年以上もダラダラと路上生活を繰り返し続けたわけだし)。
パナウェーブの現役信者のインタビューでは、カルトかカルトでないかという問いを無効化するほど「信じることの意味」を考えさせられた。
「本当は千乃先生も被害者...」というとおり、本当に千乃裕子が性暴力被害者だったのだとしたら、なんかやるせない気持ちにもなる。
本屋で見て少し立ち読みして即買い。著者の人、良い意味で変態(?)だなと思ってしまった。。。誰も知らない、調べようとも思わないパナウェーブの実態を「この人、よくここまで...」というくらい調べあげてるので。
物見遊山的な薄いオカルト本かなとおもったら大違いで、あのパナウェーブの実態を文化人類学や精神分析などの観点から論じていたりもする内容で、それなりに小難しく読める知的読み物。(『出口なお』(安丸良夫)ほどではないが、それに近い。)
途中ダラダラするところがなきにしもあらずだが、事実を事実の通りに書いてるからそうなるのだろう(じっさい、パナウェーブは10年以上もダラダラと路上生活を繰り返し続けたわけだし)。
パナウェーブの現役信者のインタビューでは、カルトかカルトでないかという問いを無効化するほど「信じることの意味」を考えさせられた。
「本当は千乃先生も被害者...」というとおり、本当に千乃裕子が性暴力被害者だったのだとしたら、なんかやるせない気持ちにもなる。
2023年3月13日に日本でレビュー済み
一時期ワイドショーなどで全身白づくめの異様な風体を面白おかしく報道されたパナウエーブ研究所
本書ではその誕生と終焉までが描かれていて、まるで宗教版大河ドラマを読んでるようでした
教祖の千乃裕子は40代くらいまでは宗教とは無縁の生活をしていましたが、ある時不思議な霊体験を経験し、母親が信者だった新興宗教団体GLAの影響から、GLAの教祖と同じ霊体験をしたと主張するようになります
おりしも教祖が死亡し、後継争いの真っ最中だったGLAでしたが、それに嫌気がさした信者の人々が千乃裕子の周辺に集まるようになり、GLAの分派のような形で千乃裕子を中心とした新しい宗教団体千乃正法会を立ち上げます
新興宗教団体といっても、千乃正法会の場合は高額な献金や強引な勧誘などは一切せず、人前に出ることを嫌った千乃裕子は講演会なども代理人にやらせており、宗教活動はもっぱら自身がインスピレーションを受けた霊言を冊子にまとめて信者に配布することでした
そうした、宗教団体というよりは同人サークルのような活動をしていた千乃正法会でしたが、90年代に入るころになると千乃裕子の精神が変調しはじめ、自分が左翼過激派による電磁波攻撃を受けているという被害妄想にとらわれるようになります
この電磁波攻撃を避けるために千乃裕子は住所を転々とし、やがてそれは車に乗って日本全国を行脚するというキャラバン隊行動となり、この行動が2003年頃にマスコミの注目を集め、センセーショナルな報道へとつながります
この報道によって、警察にマークされてしまったキャラバン隊はそれまでのような行動ができなくなり、またこの頃になると千乃裕子の奇矯な言動から信者の数は激減し、資金調達もままならなくなった一行は福井市へと定住するようになります
この末期の段階になると全盛期には一万人近くいた会員も十分の一以下に落ち込んでおり、千乃裕子の周辺には数十人程度の熱心な信者がいるだけでした
読んでて感じたのは、もっと早い段階で医療機関につなげていれば、もっと違った展開になったのではということです
晩年の千乃裕子は明らかになんらかの精神病に罹患しており、その妄想に彼女も苦しんでいたのだから、しかるべき医療機関で治療を受けていれば、彼女もここまで苦しむことはなかったのでは・・・と思います
最晩年の千乃裕子は限られた数人程度としか会わず、車内でひたすら捕まえたハエなどの昆虫を愛でるという痛々しい生活を送っていて、読んでて新興宗教の教祖さまというよりは精神を病んだ哀れな老女としか思えませんでした
本書ではその誕生と終焉までが描かれていて、まるで宗教版大河ドラマを読んでるようでした
教祖の千乃裕子は40代くらいまでは宗教とは無縁の生活をしていましたが、ある時不思議な霊体験を経験し、母親が信者だった新興宗教団体GLAの影響から、GLAの教祖と同じ霊体験をしたと主張するようになります
おりしも教祖が死亡し、後継争いの真っ最中だったGLAでしたが、それに嫌気がさした信者の人々が千乃裕子の周辺に集まるようになり、GLAの分派のような形で千乃裕子を中心とした新しい宗教団体千乃正法会を立ち上げます
新興宗教団体といっても、千乃正法会の場合は高額な献金や強引な勧誘などは一切せず、人前に出ることを嫌った千乃裕子は講演会なども代理人にやらせており、宗教活動はもっぱら自身がインスピレーションを受けた霊言を冊子にまとめて信者に配布することでした
そうした、宗教団体というよりは同人サークルのような活動をしていた千乃正法会でしたが、90年代に入るころになると千乃裕子の精神が変調しはじめ、自分が左翼過激派による電磁波攻撃を受けているという被害妄想にとらわれるようになります
この電磁波攻撃を避けるために千乃裕子は住所を転々とし、やがてそれは車に乗って日本全国を行脚するというキャラバン隊行動となり、この行動が2003年頃にマスコミの注目を集め、センセーショナルな報道へとつながります
この報道によって、警察にマークされてしまったキャラバン隊はそれまでのような行動ができなくなり、またこの頃になると千乃裕子の奇矯な言動から信者の数は激減し、資金調達もままならなくなった一行は福井市へと定住するようになります
この末期の段階になると全盛期には一万人近くいた会員も十分の一以下に落ち込んでおり、千乃裕子の周辺には数十人程度の熱心な信者がいるだけでした
読んでて感じたのは、もっと早い段階で医療機関につなげていれば、もっと違った展開になったのではということです
晩年の千乃裕子は明らかになんらかの精神病に罹患しており、その妄想に彼女も苦しんでいたのだから、しかるべき医療機関で治療を受けていれば、彼女もここまで苦しむことはなかったのでは・・・と思います
最晩年の千乃裕子は限られた数人程度としか会わず、車内でひたすら捕まえたハエなどの昆虫を愛でるという痛々しい生活を送っていて、読んでて新興宗教の教祖さまというよりは精神を病んだ哀れな老女としか思えませんでした
2023年12月26日に日本でレビュー済み
カルトの教祖など端から見れば奇人でしかないのに何故に人生をかけてまで帰依してしまうのか判るかもと読んではみたが判らなかった。
あとがきの一文、これが答えなのかも?
「天の声を聴く人間は最初から狂ってるし、最後まで聖人なのである」
あとがきの一文、これが答えなのかも?
「天の声を聴く人間は最初から狂ってるし、最後まで聖人なのである」
2023年2月26日に日本でレビュー済み
記憶の片隅に残っていた不思議な集団。
千乃裕子の考えは全く理解はできないが、何が起こっていたのかという事実は理解できました。
この不思議な集団が記憶の片隅に残っている方にはおすすめです。
千乃裕子の考えは全く理解はできないが、何が起こっていたのかという事実は理解できました。
この不思議な集団が記憶の片隅に残っている方にはおすすめです。