① 肋骨の支え 体を起こす方向を示します。頭を軽く上げることができるので首や肩の緊張が緩みやすくなります。さらに肩甲骨の位置を決め上肢操作を軽快にします。背もたれに体を預けることができるので、腹部の圧迫感を和らげ、深い呼吸を助けます。体にフィットしながら横倒れも防ぎます。
② 腰の支え 背骨の土台となる骨盤が倒れすぎず、起きすぎない丁度いい場所を示します。前への動きの時に骨盤を「どうぞ」と優しく押してくれるような感覚、手がかりになる支えがあるから上体を背もたれからはずして前へ動いても、また確実にもとの場所に戻ることができます。後ろだけでなく側面からも骨盤を支え骨盤のゆがみを整えます。
③ お尻の支え 丸いお尻を丸く支える形状が安心して座り続けることを可能にします。座位バランスと動きやすさのポイントとなる座骨の位置を示し、さらに座骨だけに負担がかからないように支持面を広く取っているのが特長です。