バルセロナ、観光客の居ない地元の人だけの朝の静かなグエル公園からスタート、
いかにも街歩きらしくて良い。街に出ればガウディなどが建てた
奇抜な建築物の数々がお出迎え、近くからゆっくり舐めるように
写しているので一つ一つの装飾まで個性的なガウディの建築物を堪能できる。
サクラダファミリアはあえて中に入らず、そこそこで切り上げて
ピンボール遊びに興ずる地元の人の輪に参加、この番組らしい。
そして細い道路と建物がごちゃごちゃ入り組んだバルセロナの下町へ、
カンカンと響くガスボンベ売り、ちゃっと懐かしい感じのパン屋さん、
おいしそうな生ハム屋さん、新鮮な魚が並ぶ市場、地元の生活を感じる街歩き、
地元の人との素朴なふれあいに思わずほのぼのする。
グラナダ、あの有名なアランブラ宮殿に行かず華麗にスルーするのが街歩きらしい。
グラナダで一番古い歴史を持つアルバイシンの丘をゆっくり登って行く、
急な細い階段、両側の白い壁、吸い込まれそうな映像に思わず息を飲む、
車一台がやっと通れる道路を走る可愛らしいバスにはびっくりする。
家の表札に書かれた「カルメン」の意味を尋ねると見事に手入れされた
お庭に案内される、地元の人の「魔法にかけられて動けなくなる」という
アランブラン宮殿に魅せられた話が印象的、行く先、行く先で眺める
アランブラン宮殿の美しさに本当に魅了されて虜になりそうな気分になる。