オペレッタ狸御殿 プレミアム・エディション [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン, DTS Stereo |
コントリビュータ | 高橋元太郎, 鈴木清順, チャン・ツィイー, パパイヤ鈴木, 由紀さおり, 篠井英介, 薬師丸ひろ子, オダギリ・ジョー, 山本太郎 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 51 分 |
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商品の説明
商品紹介
2005年(第58回)カンヌ国際映画祭特別招待作品
ハリウッド女優・チャン・ツィイー日本映画初出演!世界が認めた絢爛豪華なラブ・ミュージカル大作が、3時間にも及ぶ特典映像を満載したプレミアムDISC付き豪華2枚組仕様で早くも発売!
【商品仕様・特典(予定)】
●HD24PマスターからDVD用にカラコレ調整した高画質マスター(ビスタ・サイズ)
●DTS&ドルビーデジタルの“ダブル5.1chサラウンド”音声
●隠しコマンド付き
☆初回限定仕様
(1)豪華スペシャル・ケース仕様 (2)豪華ブックレット(16P)封入
※初回版がなくなりしだい通常版に切り替わります。ご注文はお早めに。
※初回限定版をご希望の場合、単品でのご注文をお願いします。他の商品とあわせてご注文されますと、それらの商品の発送可能時期によりましては、初回限定版をお取り置きできない場合がございますので、ご了承ください。
【イントロダクション】
唐の国から狸御殿に招かれた狸姫と、その美しさゆえに実の父親であるがらさ城城主・安土桃山に命を狙われる、雨千代。運命に導かれて出会った二人は、ひと目で恋に落ちるが、その先で二人を待ち受けていたものは・・・・・。ハリウッド進出も果たした中国を代表する国際派女優、『LOVERS』のチャン・ツィイーが、主役として日本映画初出演!相手役には、『血と骨』で昨年度の数々の映画賞に輝き、いまや話題作相次ぐ若手演技派俳優オダギリジョー。さらに薬師丸ひろ子、平幹二朗、由紀さおりら、演技はもちろん歌唱力も一流の共演陣。監督は、その独特の映像スタイルによって、タランティーノら世界の映画作家たちからリスペクトされている巨匠・鈴木清順。豪華キャストと魅惑のナンバー、独創的で美しい衣裳と美術セット、さらに最新の映像技術を得て、日本映画伝統の歌と踊りの娯楽ジャンル“狸御殿”を、絢爛豪華な一大エンタテインメントとして現代に甦らせた。
往年の大ヒットシリーズ“狸御殿”にも出演していた昭和歌謡史に輝かしい足跡を残した大スター、美空ひばりがデジタル出演しているのもこの映画の話題の一つ。最新CG技術で姿も声もゼロから再現され、もちろん劇中では歌も披露する。
【映像特典】
●DVD用に新たに制作されたメイキング作品「That's清順ワールド~狸御殿の舞台裏~」(47分)
●キャスト&監督インタビュー(計73分)
1. チャン・ツィイー(16分)2. オダギリ ジョー(34分)3. 鈴木清順監督(16分)4. 3ショット・オフィシャル・インタビュー(7分)
●完成披露試写会舞台挨拶(7分)
●チャン・ツィイー来日記者会見(20分)
●2005年カンヌ国際映画祭特別映像(20分)
●劇場公開初日舞台挨拶(13分)
Amazonより
かつて美空ひばり、若尾文子らが主演し、日本映画の黄金期を支えた人気シリーズ「狸御殿」が鈴木清順監督によって復活。「がらさ城」の城主である実父から命を狙われる雨千代が、唐の国から来た狸姫と出会う。狸姫の御殿に閉じこめられた雨千代は、彼女と惹かれ合っていく。チャン・ツィイー、オダギリジョーという美男美女の共演による、ケレン味たっぷりの映像絵巻。
オリジナルシリーズと同じくミュージカル形式で、背景は舞台装置のような簡素なセットや、一枚の絵…と、現代の映画を見慣れた人にはすべてが新鮮かつ異様な映像。一方、音楽はポップで軽やかな曲調なので耳に心地よく、とくに主演ふたりのデュエット「恋する炭酸水」の場面では、ツィイーの衣装も効果を上げ、うっとりしてしまう。デジタルで再現される美空ひばり、起承転結を無視したストーリーなど、常識では考えられない発想も清順監督らしい。まったくついていけないか、不思議な世界にハマるか、これだけ観る人の感性で評価が分かれる作品も少なく、その意味でも必見。(斉藤博昭)
レビュー
監督: 鈴木清順 脚本: 浦沢義雄 撮影: 前田米造 プロダクションデザイン: 木村威夫 音楽: 大島ミチル/白井良明 出演: チャン・ツィイー/オダギリ・ジョー/薬師丸ひろ子/由紀さおり/美空ひばり/平幹二朗/高橋元太郎/山本太郎/篠井英介/市川実和子/パパイヤ鈴木
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
鈴木清順が日本映画史のミュージカルの至宝“狸御殿”に挑戦。しかも浦沢義雄が脚本とくれば興奮しないわけにはいかない(この人については、本誌2004年9月号の特集「おとなのじかん」でも取り上げましたので、お手元にBNがある方は、是非、ご一読を)。残念ながら劇場で観る機会がなく、このDVDでようやく観ることが出来た。 さて、世の中には「万人にはお薦めできない」という但し書きが存在するが、この映画もまた、それにあたるだろう。さらに突っ込めば、一体、誰に薦めればいいのだろう。それがまったく見えない、という映画も、そうそうはない。CGを背景としたブルーシート前での演技、という意味では基本的にロバート・ロドリゲス『シン・シティ』と同じ手法だが、たとえば『シン・シティ』でのCGが「映画」と「コミック」の融合を目論むものであることを考えると、本編でのCGは「映画」と、いったい何を繋ごうとしているのだろうか。そもそも、こっち側にあるものは「映画」なのだろうか。さすがに清順。とんでもない「もの」を作ってくれた。そういう意味で、これほどDVDの付録のメイキング映像を欲する映画もないのだが、それを観れば、いつものように、当たり前の顔でチャン・ツィイーやオダギリジョーに演技をつけている監督がいる。映画の「目玉」のひとつである、美空ひばりの再生がまた恐ろしい。その出現を予見するような「川の流れのように」のパスティーシュ・ソング「びるぜん婆々のマイウェイ」(歌:由紀さおり)が素晴らしく、映画の中で、もっとも(作詞も手がけた)浦沢義雄の才気が発揮できた瞬間があった。とにかくいろいろと考えさせてくれる、問題作である。ひょっとすると、映画とCGは恋に落ちてはなりませぬ、ということなのかもしれない。人生まだまだ勉強だ。 (安田謙一) --- 2005年12月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 19.5 x 14.5 x 2 cm; 188 g
- EAN : 4988102144838
- 監督 : 鈴木清順
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン, DTS Stereo
- 時間 : 1 時間 51 分
- 発売日 : 2005/10/21
- 出演 : チャン・ツィイー, オダギリ・ジョー, 薬師丸ひろ子, 由紀さおり, 山本太郎
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : ジェネオン エンタテインメント
- ASIN : B000AM6R0A
- ディスク枚数 : 2
- Amazon 売れ筋ランキング: - 28,777位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 258位日本のラブロマンス映画
- - 1,460位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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しかもオダギリジョー&チャンツィーとキタか(><)
一本取られた!
はまる。
相変わらずはまる。
何歳ですか、先生は。なんでそんなにいつまでも少年でいられるんですか?
もう、弟子入りしたいです(T_T)
泣けます。
本編の方はいろいろと期待して見るとガッカリするけれど、肩の力を抜いて見ると様々な魅力に溢れた映画です。物語はわざと首尾一貫しないように作ってあると思われるので場面場面を楽しめばいいのだと思います。もう一度いや2度3度と見てみたいという気にさせる(多分そのたびに新しい発見がある)映画です。
同監督作の「ピストル・オペラ」などに比べたら驚くほどわかりやすい話で、同監督らしい映像美が随所に見られます。
マニアには一見の価値がある作品だと思いますが、驚くほど安っぽい作りなので万人にはお薦めできません。
安っぽいとはいえ、演出や俳優はなかなか良かったです。
個人的には狸姫の腰元が結構好きです。
ちなみに俺は本作を観賞して初めてチャン・ツィイーがかわいいと感じました。
オペレッタというタイトルと、アンチ・リアリズム、別名
「分けのわからない映画」耽美的な作風を旨とする、清順監督
ですから、一応、予想はしていましたけど、おん歳、80歳で
ここまで、サイケな映画を撮るとは、予想外です。感服します。
しかも、エロスとタナトスが仕込まれていて、これも哲学的、
絵画的、象徴的。でも、ミュージカルで楽しい。
チャン・ツイイーを期待していましたが、期待を裏切らない
耽美な美しさ、映像美でした。
もちろん、商業的に成功する映画とは、とても思えません。
こんな映画は、万人受けするはずはありません。
寝るヒトは寝ます、確実に。カネ返せって叫ぶヒトもいるはず。
でも、いいのです。万人受けする映画は、えてして・・。
書割とCGを多用し、観るものの度肝を抜きます。
日本的な錦絵を背景に、
御伽噺というか、昔話というか、狸御殿を背景に、
狸のお姫様と、人間の若様の悲恋を、歌舞伎というか、舞台と
いうか、オペラというか、色彩も鮮やかに、抽象絵画のごとく
すんなり描くその、頑固さ、美意識の強さは、比類がありません。
日本の映画作家は数々あれど、鈴木清順監督ほど、様式美、
観念、耽美な作家も、少ないです。
みんなにお勧めする映画ではありませんが、はまる方には、
はまるかと。
薬師丸ひろ子も好演。平幹二朗は、彼お得意の、蜷川マクベスばりの、
驚愕のメイクと演技で魅せます。
つまり、変な映画ですが、こういうのも総合表現芸術として、
「あり」なんだな、というのをよくわからしめてくれます。
今なぜこれを映画で?という疑問から離れなれない苦痛の2時間。
主演2人のファンの年齢層に向いているとは思えない芸術路線。
見る人によってかなり好みが分かれる作品かと思う。
そういう意味でもご覧になって判断して欲しい。
ツィイー、オダギリのインタビューが複数・たっぷり収録されている特典映像にはファンは満足できるだろう。