ブランド | バッファロー |
---|---|
メーカー | バッファロー |
製品サイズ | 20.5 x 4.5 x 12.8 cm; 1.1 kg |
商品モデル番号 | LS510DN0101B |
メーカーにより製造中止になりました | いいえ |
商品の寸法 幅 × 高さ | 20.5 x 4.5 x 12.8 cm |
HDD容量 | 1000 GB |
ハードディスク種類 | メカニカルハードデイスク |
OS | not_machine_specific |
同梱バッテリー | いいえ |
商品の重量 | 1.1 Kilograms |
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非会員 | プライム会員 | |
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通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
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BUFFALO LinkStation for SOHO LS510DNBシリーズ NAS用HDD搭載 1ドライブNAS 3年保証 1TB LS510DN0101B
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デジタルストレージ容量 | 1 TB |
ブランド | バッファロー |
ハードディスクの説明 | メカニカルハードデイスク |
対応デバイス | タブレット, スマートフォン |
ハードディスク容量 | 1000 GB |
商品の重量 | 1.1 キログラム |
ユニット数 | 1.00 個 |
この商品について
- ■対応機種:有線LAN端子または無線LANを搭載するWindowsパソコン、Mac
- ■iPhone、iPad、iPod touch(iOS7.0以降)、Windows 8.1タブレット
- ■Android搭載のスマートフォン、タブレット端末(Android 4.1以降)
- ■OS:Windows10/8.1/7、Mac 10.11/10.10/10.9/10.8/10.7
- ■インターフェース:1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T
- ■ポート数:1※AUTO-MDIX対応■コネクター形状:RJ-45型 8極■搭載ドライブ:1TBx1
- ■電源:AC100V 50/60Hz■最大消費電力:24W■エネルギー消費効率:A区分 0.024
- ■外形寸法(幅×高さ×奥行):45×128×205mm※本体のみ(突起部除く)■質量:約1.1kg
- ■保証期間:3年■準拠規格:VCCI Class B■グリーン購入法:非対応■RoHS基準値:準拠
- ■主な付属品:LANケーブル、ACアダプター、ユーティリティーはダウンロード提供、取扱説明書、保証書
【まとめ買いフェア開催中】よりどり2点以上で5%OFF
アウトドア用品、ファッション、食品・飲料、母の日ギフト、父の日ギフト関連商品など、10万点を超える対象アイテムからよりどり2点以上で5%OFF。 セール会場はこちら
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商品の情報
詳細情報
登録情報
ASIN | B071LFFMZF |
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おすすめ度 |
5つ星のうち3.3 |
Amazon 売れ筋ランキング | - 168,898位パソコン・周辺機器 (パソコン・周辺機器の売れ筋ランキングを見る) - 144位ネットワーク接続ストレージ(NAS)デバイス |
Amazon.co.jp での取り扱い開始日 | 2017/5/15 |
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価格 | ¥24,800¥24,800 | -23% ¥22,000¥22,000 参考: ¥28,490 | ¥18,810¥18,810 | -25% ¥40,000¥40,000 参考: ¥53,460 | ¥21,800¥21,800 |
配達 | 最短で6月1日 土曜日のお届け予定です | — | 最短で6月1日 土曜日のお届け予定です | 最短で6月1日 土曜日のお届け予定です | 最短で6月1日 土曜日のお届け予定です |
お客様の評価 | |||||
販売元: | SUNNY STORE(サニーストア) | Amazon.co.jp | バッファローダイレクト | Amazon.co.jp | 株式会社Verita【インボイス登録済み】【古物商許可 第451420009513号】 |
ストレージキャパシティ | 1 TB | 1 TB | 2 TB | 2 TB | 2 TB |
ハードウェアインターフェイス | usb | ethernet | usb2.0 | ethernet | — |
対応端末 | スマートフォン, タブレット | ノートパソコン, デスクトップ | PC ; スマホ ; タブレット | Win ; Mac | パソコン、Mac、スマートフォン、タブレット |
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商品の説明
LinkStation for SOHO LS510DNBシリーズ NAS用HDD搭載 1ドライブNAS 3年保証 1TB
カスタマーレビュー
星5つ中3.3つ
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イメージ付きのレビュー
1 星
あらゆるフォルダへ大量のゴミファイルが勝手に突っ込まれる
※当レビューは、筆者が購入した「LS520D0802G」(LS520DGシリーズ…2ドライブモデル)に対するものです。ただし、2019/01/10のバッファローサポートセンターからの回答により、LS510DGシリーズ(1ドライブモデル)及びLS510DNB/LS520DNBシリーズ(法人モデル)も同じ仕様を抱えていることを確認しました。よって、購入を検討されている方の判断材料として、こちらにも転記させて頂きます。以下、「LS520D0802G」のレビュー内容の転記です。(2019/1/9投稿・2019/1/10更新)__________当製品のあまりにも迷惑すぎる仕様に大変怒りを感じており、その理由を出来る限りここに記させて頂きます。非常に乱雑かつ長文になってしまいましたが、ご容赦下さい。【確認環境】NAS:LS520D0802GRAID構成:RAID1(デフォルトのまま)ファームウェアバージョン:4.40-20180703ネットワーク環境:NAS側(1000BASE-T)~PC側(IEEE802.11n 5GHz 300Mbps)PC側のOS:Windows10 (Pro 64bit ver1803)【当NASにおけるサムネイルキャッシュ(ゴミファイル)の自動生成機能について】●この機能をオフにする手段は一切用意されていない(強制)○また将来的に、オフに出来るよう対応する予定はなし(2019/01/07 バッファローサポートセンターからの回答)●この仕様は当機種だけのものではなく、全てのLS500シリーズ(LS510D/LS510DG/LS520D/LS520DG)及び法人[SOHO]向けモデル(LS510DNB/LS520DNB)にも存在する。(2019/01/10 バッファローサポートセンターからの回答)○LS200シリーズ(LS210D/LS210DC/LS210DG/LS220D/LS220DC/LS220DG)には無いとのこと。●コンシューマ向けLS500系の取扱説明書にも(小さく)明記してあり、れっきとした「仕様」である。○しかし何故か、同じ仕様を持つはずの法人向けLS500系の取扱説明書には記載が無い(2019/01/10現在)【実際の動作(筆者検証による観測結果)】●当NAS上へデータを保管すると、画像ファイルが一つでも含まれるあらゆるフォルダの直下へ、7つの隠し属性フォルダ(サムネイルキャッシュファイル格納用)が自動生成される。(作成される隠しフォルダ:.thumbnail、.webaxs_3L、.webaxs_L、.webaxs_LL、.webaxs_M、.webaxs_S、.webview)●画像1枚につき7枚ものサムネイルキャッシュ(JPEG形式)が生成され、上記の隠しフォルダへと格納される。仮に1000枚の写真を置いた場合、7000個ものキャッシュファイルが格納されるため、フォルダ内の合計ファイル数が8000個まで増殖する。10000枚置けば80000個。10万枚なら……。○処理直後は「*.lock」ファイルも生成されるため、1画像辺り更に1個ずつ増える。(再起動時に消去される模様)○処理対象が多い場合、即時生成されないケースもある模様(残りは再起動直後に一括で作成をしている模様。他に条件があるかは未検証)●一度作成されたキャッシュは、元画像を移動・削除した直後も残り、一定のタイミングまで残置される(再起動後に消去されているのを確認、他に条件があるかは未検証)○ファイルをその場で改名しただけでも、再び(7つ全ての)サムネイルキャッシュが再作成される。この場合も改名前ファイル名のキャッシュはしばらく残置される。●保管したデータをSMB経由でフォルダごとPCへ持ってくると、サムネイルキャッシュファイルも全て保持されたままコピーされる(ブラウザ ※MyLinkStation 経由でダウンロードした場合は含まれない。その他のプロトコル及びWebAccessアプリは未検証)【仕様補足】●このキャッシュファイル群は、設定画面(MyLinkStation)で使用されるもの(2019/01/07 バッファローサポートセンターからの回答)○ただ、ファイル名(.webaxs_*)を見るに、同社製アプリ「WebAccess」でも使われている可能性は考えられる【問題点】●個々のキャッシュファイルのデータ容量は小さい(数KB-数百KB)ものの、ファイル数があまりにも膨大であるため、じわじわとHDDの容量が圧迫されてしまう。また、コピーや削除・PC転送と言ったフォルダ操作が非常に重くなってしまう。●ハード側で常に膨大な数のファイル処理を強要され続けるため、HDDへの負荷が増大。寿命が縮むことが懸念される。○特に再起動直後はHDDがガリガリと音を立て続けた後、サムネイルキャッシュの変化が観測できたため、再起動直後でもサムネイル関連処理が行われているのではないかと推測している。※試験的に、およそ6000枚(一枚辺り2~4MB程度)ほどの写真をNASへ入れ終わった後に再起動をかけたところ、1時間半近くもの間HDDがガリガリし続け、45000個程度ファイル数が増加した。○NASへの画像コピー中も並行して生成が行われているらしく(ただし、この時点では全て生成されないケースも多く、具体的な挙動は不明)、書き込み速度低下の要因となっている可能性が高い●「MyLinkStation」機能を使わない人にとっては一切恩恵が無いばかりか、これらのファイルはゴミでしかない●キャッシュの自動生成を制御する設定が存在しないため、不要だと感じても止めることは不可能。○それどころか、いつサムネイル作成処理が走行したのかを知る術すら無い(ログ上でも確認できない)。ユーザーのフォルダにさんざんゴミをブッ込んでおきながら、その走行メカニズムは謎に包まれている。○Linuxの知識があれば力技で解明・解決できるかもしれないが、メーカー保証外の操作を伴うため素人には危険だろう。●隠しフォルダであるため、一般利用者はゴミファイルで圧迫されていることに気づかない。○この問題を察知するためには、Windowsの場合「隠しファイルを表示する」設定が必要不可欠である。しかし、デフォルトでは「表示しない」設定になっているため、PC設定を自発的に弄らないライトユーザーほど見過ごしやすくなる。※UNIX/Linux系OSやmacOSも、先頭に「.」が付いたファイル(ドットファイル)を隠しファイルとして扱うため、視認するには設定変更やコマンド操作が必要。○第三者へ画像を渡す際、意図せず大量の隠しゴミファイルを押し付けてしまう恐れがある。○仮に気づいても、あらゆる画像入りフォルダへ無差別に作成されるため、削除にかなりの手間がかかる(検索やバッチファイル等を駆使すればまとめて削除は可能だが、ユーザーに無用な手間とストレスをかけさせている事に変わりはない)●これらのゴミファイルが様々なソフトウェア動作に与えることが懸念される問題例(一部筆者の想像も含まれています。ご注意下さい)○ソフトウェアやゲームなど(.exe)が収録されたフォルダをNASへ入れてしまうと、ソフトウェアが使用する画像リソースフォルダにまで遠慮なくゴミファイルが突っ込まれ(フリーソフトやゲーム等を入れて確認済)、ソフトによってはフォルダ構成が変わり動作に支障を来すリスクも想定される(未確認)。○通常の写真と同じJPEG形式であるため、Windows10の標準フォトアプリなど、フォルダ構成を無視して画像を一覧化するタイプの場合、当NASを指定するとゴミファイルまで検知対象となってしまい、全く同じ画像が大小含め8枚ずつ並ぶことになる(Windows10標準フォトアプリver2018.18091.17210.0で確認済)。○また、フォルダ整理機能を持つ写真ソフトの場合も、隠しフォルダやゴミJPEGファイルが勝手に追加されることで、写真整理操作に影響を及ぼしたり、ソフトの誤動作を引き起こすことが懸念される(未確認)。○フォルダごとクラウドストレージにアップロードすると、ゴミファイルまで全てアップロードされてしまう(OneDriveクライアント for Win10 ver2018 ビルド18.222.1104.0007で確認)。そして、Webからクラウドストレージの写真一覧を見ると、同じ画像が大小8枚ずつ並んでいる(OneDrive Web版で確認)。○非アーカイブ系のバックアップソフトで当NASへのバックアップを行った場合、勝手にバックアップ先のフォルダ構成が弄られ、バックアップソフトによっては同期処理に支障を来すリスクも考えられる。※Windows10標準の自動バックアップ機能「ファイル履歴」の管理下に置かれているはずのバックアップ先フォルダの中ですら、当NASにより問答無用でキャッシュファイルが放り込まれてしまう(Win10 Pro 64bit ver1803で確認済)。この挙動は「ファイル履歴」の動作に悪影響を及ぼさないのか?(長期検証するつもりは無いので未確認) Time Machineの方も大丈夫なのか?(未確認) 疑念は深まるばかりである。※なお、当製品はWindows標準のバックアップソフトウェア「ファイル履歴」や、Macの「TimeMachine」への対応を、製品サイトや取扱説明書上で謳っている(「ファイル履歴」という文言は取扱説明書上にのみ明記。『バックアップと復元(Windows7)』に関しては不明)⇒(2019/01/10 バッファローサポートセンターからの回答)曰く、「(サムネイル生成環境下においても)ファイル履歴によるバックアップを行えることは確認済み」「TimeMachineの場合はバックアップイメージとして転送されるため問題ない(サムネイル生成自体行われない)」とのこと。……ファイル履歴の方は何を根拠に問題なしと判断したのか?(Microsoftに確認を取ったのだろうか?) OS側の仕様変更に伴って予期せぬ問題が起こるリスクは考えられないのか? そもそもゴミファイルを無差別に放り込む仕様さえ改めれば、あらゆる無用な手間(例えば、『ファイル履歴への影響は?』という筆者の質問へ返答するために2営業日かけて確認するなどと言った)を避けられるのではないか?……と筆者個人としてはますます疑念が膨らむばかりであったが、これ以上メーカーに問い詰める気力は無い。【問題点の考察】●キャッシュファイルは通常、テンポラリフォルダ等の一時フォルダへ格納されるのが一般的である。ユーザ個人が作成・管理しているフォルダ直下へ大量のゴミを隠しフォルダ扱いでこっそりブチ込むなどと、普通に考えれば非常識極まりない実装である。言語道断である。●恐らく「隠しファイルにしてしまえばユーザーの実使用に支障は無い(バレない)だろう」という開発サイドの浅はかな考えが根底にあるのかもしれない。●同様の隠しファイルに、Windowsの「Thumbs.db」があるが、主に使われていたのはWinXP以前であり、現行バージョンではデフォルトで抑制されている(ただし、環境によっては作られるケースもある模様)【その他の仕様に対する印象】デュアルコア搭載で速度と安定性を実現したプレミアムモデルと称して販売されているLS500シリーズ。だが、ゴミファイル問題の他にも●Web設定画面が(何故か)デスクトップPCを模した画面になっている。(無駄に)デスクトップやウインドウ周りの挙動が忠実に再現されていたり、壁紙変更機能やイメージビューア・メディアプレイヤーと言った(NASとしては余計としか言い様がない)機能が充実した割に、サーバー自体の設定がやりやすい、と言った印象は全く無い。むしろ複雑化して分かりにくくなった印象。○高機能化するクラウドサービスに対抗したつもりなのかもしれないが、NASにそんなことは求めてない○(無駄な)多機能化による影響なのかは不明だが、OSが専有する領域が大きく、ユーザが利用可能な領域が少ないというレビューも見受けられる。●旧モデルには存在した、メール通知やプリントサーバー、ActiveDirectory連携などの機能が失われている(公式サイトの機能比較表で確認可能)特にメール通知機能の削除は、安定した監視・運用が重要なNASにおいては致命的である。……などと言った問題を抱えており、スタンダードモデルであるはずのLS200シリーズに比べても見劣りする点が多い。【評価】NASの入門にとこの機種を購入しましたが、この機種(及び現行のLS500系モデル全て)は初心者・上級者双方ともお勧めは出来ません。と言うより、様々な問題を抱えた当製品をプレミアムなどと銘打って、より高い値段で売り捌いてる時点で、バッファローという企業に対する信頼は無きに等しい。そもそも現在の仕様が、大切なデータを預けるストレージとしてはまず考えられないほどお節介でおかしな仕様を抱えており、今後のアップデートで治ることを期待する、などと許容できるレベルでは無いと考えています。バッファロー製のNASを購入するよりも、手軽に済ませたい方はクラウドストレージにおまかせ、自前で構築したい方は他社製のNASキットを購入した方が遥かに良いと思います。勢いで書いたため、レビュー内容に事実とは異なる誤りがあるかもしれません。当レビューに関して何か指摘・訂正等があれば、コメントにて追記して頂けると助かります。※2019/01/10 バッファローサポートセンターからの返答を基に、対象モデルやバックアップ関連の記述を追記。一部記述を調整。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年6月21日に日本でレビュー済み
スタイル: 2TBAmazonで購入
この製品はNASにもかかわらず、ユーザーは本体を手元に置いてLEDの状態を常時確認しなければならない不親切な仕様。法人用モデルなのにあり得ない仕様。調べてみると、これの前の機種からメール通知機能が省略されたようだ。廉価モデルだから省略されたのでしょうか。当然メール通知機能は付いていると思って買ったのに、大いに失望した。
2019年6月9日に日本でレビュー済み
スタイル: 4TB
※当レビューは、筆者が購入した「LS520D0802G」(LS520DGシリーズ…2ドライブモデル)に対するものです。
ただし、2019/01/10のバッファローサポートセンターからの回答により、LS510DGシリーズ(1ドライブモデル)及びLS510DNB/LS520DNBシリーズ(法人モデル)も同じ仕様を抱えていることを確認しました。
よって、購入を検討されている方の判断材料として、こちらにも転記させて頂きます。
以下、「LS520D0802G」のレビュー内容の転記です。(2019/1/9投稿・2019/1/10更新)
__________
当製品のあまりにも迷惑すぎる仕様に大変怒りを感じており、その理由を出来る限りここに記させて頂きます。非常に乱雑かつ長文になってしまいましたが、ご容赦下さい。
【確認環境】
NAS:LS520D0802G
RAID構成:RAID1(デフォルトのまま)
ファームウェアバージョン:4.40-20180703
ネットワーク環境:NAS側(1000BASE-T)~PC側(IEEE802.11n 5GHz 300Mbps)
PC側のOS:Windows10 (Pro 64bit ver1803)
【当NASにおけるサムネイルキャッシュ(ゴミファイル)の自動生成機能について】
●この機能をオフにする手段は一切用意されていない(強制)
○また将来的に、オフに出来るよう対応する予定はなし(2019/01/07 バッファローサポートセンターからの回答)
●この仕様は当機種だけのものではなく、全てのLS500シリーズ(LS510D/LS510DG/LS520D/LS520DG)及び法人[SOHO]向けモデル(LS510DNB/LS520DNB)にも存在する。(2019/01/10 バッファローサポートセンターからの回答)
○LS200シリーズ(LS210D/LS210DC/LS210DG/LS220D/LS220DC/LS220DG)には無いとのこと。
●コンシューマ向けLS500系の取扱説明書にも(小さく)明記してあり、れっきとした「仕様」である。
○しかし何故か、同じ仕様を持つはずの法人向けLS500系の取扱説明書には記載が無い(2019/01/10現在)
【実際の動作(筆者検証による観測結果)】
●当NAS上へデータを保管すると、画像ファイルが一つでも含まれるあらゆるフォルダの直下へ、7つの隠し属性フォルダ(サムネイルキャッシュファイル格納用)が自動生成される。(作成される隠しフォルダ:.thumbnail、.webaxs_3L、.webaxs_L、.webaxs_LL、.webaxs_M、.webaxs_S、.webview)
●画像1枚につき7枚ものサムネイルキャッシュ(JPEG形式)が生成され、上記の隠しフォルダへと格納される。仮に1000枚の写真を置いた場合、7000個ものキャッシュファイルが格納されるため、フォルダ内の合計ファイル数が8000個まで増殖する。10000枚置けば80000個。10万枚なら……。
○処理直後は「*.lock」ファイルも生成されるため、1画像辺り更に1個ずつ増える。(再起動時に消去される模様)
○処理対象が多い場合、即時生成されないケースもある模様(残りは再起動直後に一括で作成をしている模様。他に条件があるかは未検証)
●一度作成されたキャッシュは、元画像を移動・削除した直後も残り、一定のタイミングまで残置される(再起動後に消去されているのを確認、他に条件があるかは未検証)
○ファイルをその場で改名しただけでも、再び(7つ全ての)サムネイルキャッシュが再作成される。この場合も改名前ファイル名のキャッシュはしばらく残置される。
●保管したデータをSMB経由でフォルダごとPCへ持ってくると、サムネイルキャッシュファイルも全て保持されたままコピーされる(ブラウザ ※MyLinkStation 経由でダウンロードした場合は含まれない。その他のプロトコル及びWebAccessアプリは未検証)
【仕様補足】
●このキャッシュファイル群は、設定画面(MyLinkStation)で使用されるもの(2019/01/07 バッファローサポートセンターからの回答)
○ただ、ファイル名(.webaxs_*)を見るに、同社製アプリ「WebAccess」でも使われている可能性は考えられる
【問題点】
●個々のキャッシュファイルのデータ容量は小さい(数KB-数百KB)ものの、ファイル数があまりにも膨大であるため、じわじわとHDDの容量が圧迫されてしまう。また、コピーや削除・PC転送と言ったフォルダ操作が非常に重くなってしまう。
●ハード側で常に膨大な数のファイル処理を強要され続けるため、HDDへの負荷が増大。寿命が縮むことが懸念される。
○特に再起動直後はHDDがガリガリと音を立て続けた後、サムネイルキャッシュの変化が観測できたため、再起動直後でもサムネイル関連処理が行われているのではないかと推測している。
※試験的に、およそ6000枚(一枚辺り2~4MB程度)ほどの写真をNASへ入れ終わった後に再起動をかけたところ、1時間半近くもの間HDDがガリガリし続け、45000個程度ファイル数が増加した。
○NASへの画像コピー中も並行して生成が行われているらしく(ただし、この時点では全て生成されないケースも多く、具体的な挙動は不明)、書き込み速度低下の要因となっている可能性が高い
●「MyLinkStation」機能を使わない人にとっては一切恩恵が無いばかりか、これらのファイルはゴミでしかない
●キャッシュの自動生成を制御する設定が存在しないため、不要だと感じても止めることは不可能。
○それどころか、いつサムネイル作成処理が走行したのかを知る術すら無い(ログ上でも確認できない)。ユーザーのフォルダにさんざんゴミをブッ込んでおきながら、その走行メカニズムは謎に包まれている。
○Linuxの知識があれば力技で解明・解決できるかもしれないが、メーカー保証外の操作を伴うため素人には危険だろう。
●隠しフォルダであるため、一般利用者はゴミファイルで圧迫されていることに気づかない。
○この問題を察知するためには、Windowsの場合「隠しファイルを表示する」設定が必要不可欠である。しかし、デフォルトでは「表示しない」設定になっているため、PC設定を自発的に弄らないライトユーザーほど見過ごしやすくなる。
※UNIX/Linux系OSやmacOSも、先頭に「.」が付いたファイル(ドットファイル)を隠しファイルとして扱うため、視認するには設定変更やコマンド操作が必要。
○第三者へ画像を渡す際、意図せず大量の隠しゴミファイルを押し付けてしまう恐れがある。
○仮に気づいても、あらゆる画像入りフォルダへ無差別に作成されるため、削除にかなりの手間がかかる(検索やバッチファイル等を駆使すればまとめて削除は可能だが、ユーザーに無用な手間とストレスをかけさせている事に変わりはない)
●これらのゴミファイルが様々なソフトウェア動作に与えることが懸念される問題例(一部筆者の想像も含まれています。ご注意下さい)
○ソフトウェアやゲームなど(.exe)が収録されたフォルダをNASへ入れてしまうと、ソフトウェアが使用する画像リソースフォルダにまで遠慮なくゴミファイルが突っ込まれ(フリーソフトやゲーム等を入れて確認済)、ソフトによってはフォルダ構成が変わり動作に支障を来すリスクも想定される(未確認)。
○通常の写真と同じJPEG形式であるため、Windows10の標準フォトアプリなど、フォルダ構成を無視して画像を一覧化するタイプの場合、当NASを指定するとゴミファイルまで検知対象となってしまい、全く同じ画像が大小含め8枚ずつ並ぶことになる(Windows10標準フォトアプリver2018.18091.17210.0で確認済)。
○また、フォルダ整理機能を持つ写真ソフトの場合も、隠しフォルダやゴミJPEGファイルが勝手に追加されることで、写真整理操作に影響を及ぼしたり、ソフトの誤動作を引き起こすことが懸念される(未確認)。
○フォルダごとクラウドストレージにアップロードすると、ゴミファイルまで全てアップロードされてしまう(OneDriveクライアント for Win10 ver2018 ビルド18.222.1104.0007で確認)。そして、Webからクラウドストレージの写真一覧を見ると、同じ画像が大小8枚ずつ並んでいる(OneDrive Web版で確認)。
○非アーカイブ系のバックアップソフトで当NASへのバックアップを行った場合、勝手にバックアップ先のフォルダ構成が弄られ、バックアップソフトによっては同期処理に支障を来すリスクも考えられる。
※Windows10標準の自動バックアップ機能「ファイル履歴」の管理下に置かれているはずのバックアップ先フォルダの中ですら、当NASにより問答無用でキャッシュファイルが放り込まれてしまう(Win10 Pro 64bit ver1803で確認済)。この挙動は「ファイル履歴」の動作に悪影響を及ぼさないのか?(長期検証するつもりは無いので未確認) Time Machineの方も大丈夫なのか?(未確認) 疑念は深まるばかりである。
※なお、当製品はWindows標準のバックアップソフトウェア「ファイル履歴」や、Macの「TimeMachine」への対応を、製品サイトや取扱説明書上で謳っている(「ファイル履歴」という文言は取扱説明書上にのみ明記。『バックアップと復元(Windows7)』に関しては不明)
⇒(2019/01/10 バッファローサポートセンターからの回答)曰く、「(サムネイル生成環境下においても)ファイル履歴によるバックアップを行えることは確認済み」「TimeMachineの場合はバックアップイメージとして転送されるため問題ない(サムネイル生成自体行われない)」とのこと。……ファイル履歴の方は何を根拠に問題なしと判断したのか?(Microsoftに確認を取ったのだろうか?) OS側の仕様変更に伴って予期せぬ問題が起こるリスクは考えられないのか? そもそもゴミファイルを無差別に放り込む仕様さえ改めれば、あらゆる無用な手間(例えば、『ファイル履歴への影響は?』という筆者の質問へ返答するために2営業日かけて確認するなどと言った)を避けられるのではないか?……と筆者個人としてはますます疑念が膨らむばかりであったが、これ以上メーカーに問い詰める気力は無い。
【問題点の考察】
●キャッシュファイルは通常、テンポラリフォルダ等の一時フォルダへ格納されるのが一般的である。ユーザ個人が作成・管理しているフォルダ直下へ大量のゴミを隠しフォルダ扱いでこっそりブチ込むなどと、普通に考えれば非常識極まりない実装である。言語道断である。
●恐らく「隠しファイルにしてしまえばユーザーの実使用に支障は無い(バレない)だろう」という開発サイドの浅はかな考えが根底にあるのかもしれない。
●同様の隠しファイルに、Windowsの「Thumbs.db」があるが、主に使われていたのはWinXP以前であり、現行バージョンではデフォルトで抑制されている(ただし、環境によっては作られるケースもある模様)
【その他の仕様に対する印象】
デュアルコア搭載で速度と安定性を実現したプレミアムモデルと称して販売されているLS500シリーズ。だが、ゴミファイル問題の他にも
●Web設定画面が(何故か)デスクトップPCを模した画面になっている。(無駄に)デスクトップやウインドウ周りの挙動が忠実に再現されていたり、壁紙変更機能やイメージビューア・メディアプレイヤーと言った(NASとしては余計としか言い様がない)機能が充実した割に、サーバー自体の設定がやりやすい、と言った印象は全く無い。むしろ複雑化して分かりにくくなった印象。
○高機能化するクラウドサービスに対抗したつもりなのかもしれないが、NASにそんなことは求めてない
○(無駄な)多機能化による影響なのかは不明だが、OSが専有する領域が大きく、ユーザが利用可能な領域が少ないというレビューも見受けられる。
●旧モデルには存在した、メール通知やプリントサーバー、ActiveDirectory連携などの機能が失われている(公式サイトの機能比較表で確認可能)特にメール通知機能の削除は、安定した監視・運用が重要なNASにおいては致命的である。
……などと言った問題を抱えており、スタンダードモデルであるはずのLS200シリーズに比べても見劣りする点が多い。
【評価】
NASの入門にとこの機種を購入しましたが、この機種(及び現行のLS500系モデル全て)は初心者・上級者双方ともお勧めは出来ません。と言うより、様々な問題を抱えた当製品をプレミアムなどと銘打って、より高い値段で売り捌いてる時点で、バッファローという企業に対する信頼は無きに等しい。そもそも現在の仕様が、大切なデータを預けるストレージとしてはまず考えられないほどお節介でおかしな仕様を抱えており、今後のアップデートで治ることを期待する、などと許容できるレベルでは無いと考えています。
バッファロー製のNASを購入するよりも、手軽に済ませたい方はクラウドストレージにおまかせ、自前で構築したい方は他社製のNASキットを購入した方が遥かに良いと思います。
勢いで書いたため、レビュー内容に事実とは異なる誤りがあるかもしれません。
当レビューに関して何か指摘・訂正等があれば、コメントにて追記して頂けると助かります。
※2019/01/10 バッファローサポートセンターからの返答を基に、対象モデルやバックアップ関連の記述を追記。一部記述を調整。
ただし、2019/01/10のバッファローサポートセンターからの回答により、LS510DGシリーズ(1ドライブモデル)及びLS510DNB/LS520DNBシリーズ(法人モデル)も同じ仕様を抱えていることを確認しました。
よって、購入を検討されている方の判断材料として、こちらにも転記させて頂きます。
以下、「LS520D0802G」のレビュー内容の転記です。(2019/1/9投稿・2019/1/10更新)
__________
当製品のあまりにも迷惑すぎる仕様に大変怒りを感じており、その理由を出来る限りここに記させて頂きます。非常に乱雑かつ長文になってしまいましたが、ご容赦下さい。
【確認環境】
NAS:LS520D0802G
RAID構成:RAID1(デフォルトのまま)
ファームウェアバージョン:4.40-20180703
ネットワーク環境:NAS側(1000BASE-T)~PC側(IEEE802.11n 5GHz 300Mbps)
PC側のOS:Windows10 (Pro 64bit ver1803)
【当NASにおけるサムネイルキャッシュ(ゴミファイル)の自動生成機能について】
●この機能をオフにする手段は一切用意されていない(強制)
○また将来的に、オフに出来るよう対応する予定はなし(2019/01/07 バッファローサポートセンターからの回答)
●この仕様は当機種だけのものではなく、全てのLS500シリーズ(LS510D/LS510DG/LS520D/LS520DG)及び法人[SOHO]向けモデル(LS510DNB/LS520DNB)にも存在する。(2019/01/10 バッファローサポートセンターからの回答)
○LS200シリーズ(LS210D/LS210DC/LS210DG/LS220D/LS220DC/LS220DG)には無いとのこと。
●コンシューマ向けLS500系の取扱説明書にも(小さく)明記してあり、れっきとした「仕様」である。
○しかし何故か、同じ仕様を持つはずの法人向けLS500系の取扱説明書には記載が無い(2019/01/10現在)
【実際の動作(筆者検証による観測結果)】
●当NAS上へデータを保管すると、画像ファイルが一つでも含まれるあらゆるフォルダの直下へ、7つの隠し属性フォルダ(サムネイルキャッシュファイル格納用)が自動生成される。(作成される隠しフォルダ:.thumbnail、.webaxs_3L、.webaxs_L、.webaxs_LL、.webaxs_M、.webaxs_S、.webview)
●画像1枚につき7枚ものサムネイルキャッシュ(JPEG形式)が生成され、上記の隠しフォルダへと格納される。仮に1000枚の写真を置いた場合、7000個ものキャッシュファイルが格納されるため、フォルダ内の合計ファイル数が8000個まで増殖する。10000枚置けば80000個。10万枚なら……。
○処理直後は「*.lock」ファイルも生成されるため、1画像辺り更に1個ずつ増える。(再起動時に消去される模様)
○処理対象が多い場合、即時生成されないケースもある模様(残りは再起動直後に一括で作成をしている模様。他に条件があるかは未検証)
●一度作成されたキャッシュは、元画像を移動・削除した直後も残り、一定のタイミングまで残置される(再起動後に消去されているのを確認、他に条件があるかは未検証)
○ファイルをその場で改名しただけでも、再び(7つ全ての)サムネイルキャッシュが再作成される。この場合も改名前ファイル名のキャッシュはしばらく残置される。
●保管したデータをSMB経由でフォルダごとPCへ持ってくると、サムネイルキャッシュファイルも全て保持されたままコピーされる(ブラウザ ※MyLinkStation 経由でダウンロードした場合は含まれない。その他のプロトコル及びWebAccessアプリは未検証)
【仕様補足】
●このキャッシュファイル群は、設定画面(MyLinkStation)で使用されるもの(2019/01/07 バッファローサポートセンターからの回答)
○ただ、ファイル名(.webaxs_*)を見るに、同社製アプリ「WebAccess」でも使われている可能性は考えられる
【問題点】
●個々のキャッシュファイルのデータ容量は小さい(数KB-数百KB)ものの、ファイル数があまりにも膨大であるため、じわじわとHDDの容量が圧迫されてしまう。また、コピーや削除・PC転送と言ったフォルダ操作が非常に重くなってしまう。
●ハード側で常に膨大な数のファイル処理を強要され続けるため、HDDへの負荷が増大。寿命が縮むことが懸念される。
○特に再起動直後はHDDがガリガリと音を立て続けた後、サムネイルキャッシュの変化が観測できたため、再起動直後でもサムネイル関連処理が行われているのではないかと推測している。
※試験的に、およそ6000枚(一枚辺り2~4MB程度)ほどの写真をNASへ入れ終わった後に再起動をかけたところ、1時間半近くもの間HDDがガリガリし続け、45000個程度ファイル数が増加した。
○NASへの画像コピー中も並行して生成が行われているらしく(ただし、この時点では全て生成されないケースも多く、具体的な挙動は不明)、書き込み速度低下の要因となっている可能性が高い
●「MyLinkStation」機能を使わない人にとっては一切恩恵が無いばかりか、これらのファイルはゴミでしかない
●キャッシュの自動生成を制御する設定が存在しないため、不要だと感じても止めることは不可能。
○それどころか、いつサムネイル作成処理が走行したのかを知る術すら無い(ログ上でも確認できない)。ユーザーのフォルダにさんざんゴミをブッ込んでおきながら、その走行メカニズムは謎に包まれている。
○Linuxの知識があれば力技で解明・解決できるかもしれないが、メーカー保証外の操作を伴うため素人には危険だろう。
●隠しフォルダであるため、一般利用者はゴミファイルで圧迫されていることに気づかない。
○この問題を察知するためには、Windowsの場合「隠しファイルを表示する」設定が必要不可欠である。しかし、デフォルトでは「表示しない」設定になっているため、PC設定を自発的に弄らないライトユーザーほど見過ごしやすくなる。
※UNIX/Linux系OSやmacOSも、先頭に「.」が付いたファイル(ドットファイル)を隠しファイルとして扱うため、視認するには設定変更やコマンド操作が必要。
○第三者へ画像を渡す際、意図せず大量の隠しゴミファイルを押し付けてしまう恐れがある。
○仮に気づいても、あらゆる画像入りフォルダへ無差別に作成されるため、削除にかなりの手間がかかる(検索やバッチファイル等を駆使すればまとめて削除は可能だが、ユーザーに無用な手間とストレスをかけさせている事に変わりはない)
●これらのゴミファイルが様々なソフトウェア動作に与えることが懸念される問題例(一部筆者の想像も含まれています。ご注意下さい)
○ソフトウェアやゲームなど(.exe)が収録されたフォルダをNASへ入れてしまうと、ソフトウェアが使用する画像リソースフォルダにまで遠慮なくゴミファイルが突っ込まれ(フリーソフトやゲーム等を入れて確認済)、ソフトによってはフォルダ構成が変わり動作に支障を来すリスクも想定される(未確認)。
○通常の写真と同じJPEG形式であるため、Windows10の標準フォトアプリなど、フォルダ構成を無視して画像を一覧化するタイプの場合、当NASを指定するとゴミファイルまで検知対象となってしまい、全く同じ画像が大小含め8枚ずつ並ぶことになる(Windows10標準フォトアプリver2018.18091.17210.0で確認済)。
○また、フォルダ整理機能を持つ写真ソフトの場合も、隠しフォルダやゴミJPEGファイルが勝手に追加されることで、写真整理操作に影響を及ぼしたり、ソフトの誤動作を引き起こすことが懸念される(未確認)。
○フォルダごとクラウドストレージにアップロードすると、ゴミファイルまで全てアップロードされてしまう(OneDriveクライアント for Win10 ver2018 ビルド18.222.1104.0007で確認)。そして、Webからクラウドストレージの写真一覧を見ると、同じ画像が大小8枚ずつ並んでいる(OneDrive Web版で確認)。
○非アーカイブ系のバックアップソフトで当NASへのバックアップを行った場合、勝手にバックアップ先のフォルダ構成が弄られ、バックアップソフトによっては同期処理に支障を来すリスクも考えられる。
※Windows10標準の自動バックアップ機能「ファイル履歴」の管理下に置かれているはずのバックアップ先フォルダの中ですら、当NASにより問答無用でキャッシュファイルが放り込まれてしまう(Win10 Pro 64bit ver1803で確認済)。この挙動は「ファイル履歴」の動作に悪影響を及ぼさないのか?(長期検証するつもりは無いので未確認) Time Machineの方も大丈夫なのか?(未確認) 疑念は深まるばかりである。
※なお、当製品はWindows標準のバックアップソフトウェア「ファイル履歴」や、Macの「TimeMachine」への対応を、製品サイトや取扱説明書上で謳っている(「ファイル履歴」という文言は取扱説明書上にのみ明記。『バックアップと復元(Windows7)』に関しては不明)
⇒(2019/01/10 バッファローサポートセンターからの回答)曰く、「(サムネイル生成環境下においても)ファイル履歴によるバックアップを行えることは確認済み」「TimeMachineの場合はバックアップイメージとして転送されるため問題ない(サムネイル生成自体行われない)」とのこと。……ファイル履歴の方は何を根拠に問題なしと判断したのか?(Microsoftに確認を取ったのだろうか?) OS側の仕様変更に伴って予期せぬ問題が起こるリスクは考えられないのか? そもそもゴミファイルを無差別に放り込む仕様さえ改めれば、あらゆる無用な手間(例えば、『ファイル履歴への影響は?』という筆者の質問へ返答するために2営業日かけて確認するなどと言った)を避けられるのではないか?……と筆者個人としてはますます疑念が膨らむばかりであったが、これ以上メーカーに問い詰める気力は無い。
【問題点の考察】
●キャッシュファイルは通常、テンポラリフォルダ等の一時フォルダへ格納されるのが一般的である。ユーザ個人が作成・管理しているフォルダ直下へ大量のゴミを隠しフォルダ扱いでこっそりブチ込むなどと、普通に考えれば非常識極まりない実装である。言語道断である。
●恐らく「隠しファイルにしてしまえばユーザーの実使用に支障は無い(バレない)だろう」という開発サイドの浅はかな考えが根底にあるのかもしれない。
●同様の隠しファイルに、Windowsの「Thumbs.db」があるが、主に使われていたのはWinXP以前であり、現行バージョンではデフォルトで抑制されている(ただし、環境によっては作られるケースもある模様)
【その他の仕様に対する印象】
デュアルコア搭載で速度と安定性を実現したプレミアムモデルと称して販売されているLS500シリーズ。だが、ゴミファイル問題の他にも
●Web設定画面が(何故か)デスクトップPCを模した画面になっている。(無駄に)デスクトップやウインドウ周りの挙動が忠実に再現されていたり、壁紙変更機能やイメージビューア・メディアプレイヤーと言った(NASとしては余計としか言い様がない)機能が充実した割に、サーバー自体の設定がやりやすい、と言った印象は全く無い。むしろ複雑化して分かりにくくなった印象。
○高機能化するクラウドサービスに対抗したつもりなのかもしれないが、NASにそんなことは求めてない
○(無駄な)多機能化による影響なのかは不明だが、OSが専有する領域が大きく、ユーザが利用可能な領域が少ないというレビューも見受けられる。
●旧モデルには存在した、メール通知やプリントサーバー、ActiveDirectory連携などの機能が失われている(公式サイトの機能比較表で確認可能)特にメール通知機能の削除は、安定した監視・運用が重要なNASにおいては致命的である。
……などと言った問題を抱えており、スタンダードモデルであるはずのLS200シリーズに比べても見劣りする点が多い。
【評価】
NASの入門にとこの機種を購入しましたが、この機種(及び現行のLS500系モデル全て)は初心者・上級者双方ともお勧めは出来ません。と言うより、様々な問題を抱えた当製品をプレミアムなどと銘打って、より高い値段で売り捌いてる時点で、バッファローという企業に対する信頼は無きに等しい。そもそも現在の仕様が、大切なデータを預けるストレージとしてはまず考えられないほどお節介でおかしな仕様を抱えており、今後のアップデートで治ることを期待する、などと許容できるレベルでは無いと考えています。
バッファロー製のNASを購入するよりも、手軽に済ませたい方はクラウドストレージにおまかせ、自前で構築したい方は他社製のNASキットを購入した方が遥かに良いと思います。
勢いで書いたため、レビュー内容に事実とは異なる誤りがあるかもしれません。
当レビューに関して何か指摘・訂正等があれば、コメントにて追記して頂けると助かります。
※2019/01/10 バッファローサポートセンターからの返答を基に、対象モデルやバックアップ関連の記述を追記。一部記述を調整。
※当レビューは、筆者が購入した「LS520D0802G」(LS520DGシリーズ…2ドライブモデル)に対するものです。
ただし、2019/01/10のバッファローサポートセンターからの回答により、LS510DGシリーズ(1ドライブモデル)及びLS510DNB/LS520DNBシリーズ(法人モデル)も同じ仕様を抱えていることを確認しました。
よって、購入を検討されている方の判断材料として、こちらにも転記させて頂きます。
以下、「LS520D0802G」のレビュー内容の転記です。(2019/1/9投稿・2019/1/10更新)
__________
当製品のあまりにも迷惑すぎる仕様に大変怒りを感じており、その理由を出来る限りここに記させて頂きます。非常に乱雑かつ長文になってしまいましたが、ご容赦下さい。
【確認環境】
NAS:LS520D0802G
RAID構成:RAID1(デフォルトのまま)
ファームウェアバージョン:4.40-20180703
ネットワーク環境:NAS側(1000BASE-T)~PC側(IEEE802.11n 5GHz 300Mbps)
PC側のOS:Windows10 (Pro 64bit ver1803)
【当NASにおけるサムネイルキャッシュ(ゴミファイル)の自動生成機能について】
●この機能をオフにする手段は一切用意されていない(強制)
○また将来的に、オフに出来るよう対応する予定はなし(2019/01/07 バッファローサポートセンターからの回答)
●この仕様は当機種だけのものではなく、全てのLS500シリーズ(LS510D/LS510DG/LS520D/LS520DG)及び法人[SOHO]向けモデル(LS510DNB/LS520DNB)にも存在する。(2019/01/10 バッファローサポートセンターからの回答)
○LS200シリーズ(LS210D/LS210DC/LS210DG/LS220D/LS220DC/LS220DG)には無いとのこと。
●コンシューマ向けLS500系の取扱説明書にも(小さく)明記してあり、れっきとした「仕様」である。
○しかし何故か、同じ仕様を持つはずの法人向けLS500系の取扱説明書には記載が無い(2019/01/10現在)
【実際の動作(筆者検証による観測結果)】
●当NAS上へデータを保管すると、画像ファイルが一つでも含まれるあらゆるフォルダの直下へ、7つの隠し属性フォルダ(サムネイルキャッシュファイル格納用)が自動生成される。(作成される隠しフォルダ:.thumbnail、.webaxs_3L、.webaxs_L、.webaxs_LL、.webaxs_M、.webaxs_S、.webview)
●画像1枚につき7枚ものサムネイルキャッシュ(JPEG形式)が生成され、上記の隠しフォルダへと格納される。仮に1000枚の写真を置いた場合、7000個ものキャッシュファイルが格納されるため、フォルダ内の合計ファイル数が8000個まで増殖する。10000枚置けば80000個。10万枚なら……。
○処理直後は「*.lock」ファイルも生成されるため、1画像辺り更に1個ずつ増える。(再起動時に消去される模様)
○処理対象が多い場合、即時生成されないケースもある模様(残りは再起動直後に一括で作成をしている模様。他に条件があるかは未検証)
●一度作成されたキャッシュは、元画像を移動・削除した直後も残り、一定のタイミングまで残置される(再起動後に消去されているのを確認、他に条件があるかは未検証)
○ファイルをその場で改名しただけでも、再び(7つ全ての)サムネイルキャッシュが再作成される。この場合も改名前ファイル名のキャッシュはしばらく残置される。
●保管したデータをSMB経由でフォルダごとPCへ持ってくると、サムネイルキャッシュファイルも全て保持されたままコピーされる(ブラウザ ※MyLinkStation 経由でダウンロードした場合は含まれない。その他のプロトコル及びWebAccessアプリは未検証)
【仕様補足】
●このキャッシュファイル群は、設定画面(MyLinkStation)で使用されるもの(2019/01/07 バッファローサポートセンターからの回答)
○ただ、ファイル名(.webaxs_*)を見るに、同社製アプリ「WebAccess」でも使われている可能性は考えられる
【問題点】
●個々のキャッシュファイルのデータ容量は小さい(数KB-数百KB)ものの、ファイル数があまりにも膨大であるため、じわじわとHDDの容量が圧迫されてしまう。また、コピーや削除・PC転送と言ったフォルダ操作が非常に重くなってしまう。
●ハード側で常に膨大な数のファイル処理を強要され続けるため、HDDへの負荷が増大。寿命が縮むことが懸念される。
○特に再起動直後はHDDがガリガリと音を立て続けた後、サムネイルキャッシュの変化が観測できたため、再起動直後でもサムネイル関連処理が行われているのではないかと推測している。
※試験的に、およそ6000枚(一枚辺り2~4MB程度)ほどの写真をNASへ入れ終わった後に再起動をかけたところ、1時間半近くもの間HDDがガリガリし続け、45000個程度ファイル数が増加した。
○NASへの画像コピー中も並行して生成が行われているらしく(ただし、この時点では全て生成されないケースも多く、具体的な挙動は不明)、書き込み速度低下の要因となっている可能性が高い
●「MyLinkStation」機能を使わない人にとっては一切恩恵が無いばかりか、これらのファイルはゴミでしかない
●キャッシュの自動生成を制御する設定が存在しないため、不要だと感じても止めることは不可能。
○それどころか、いつサムネイル作成処理が走行したのかを知る術すら無い(ログ上でも確認できない)。ユーザーのフォルダにさんざんゴミをブッ込んでおきながら、その走行メカニズムは謎に包まれている。
○Linuxの知識があれば力技で解明・解決できるかもしれないが、メーカー保証外の操作を伴うため素人には危険だろう。
●隠しフォルダであるため、一般利用者はゴミファイルで圧迫されていることに気づかない。
○この問題を察知するためには、Windowsの場合「隠しファイルを表示する」設定が必要不可欠である。しかし、デフォルトでは「表示しない」設定になっているため、PC設定を自発的に弄らないライトユーザーほど見過ごしやすくなる。
※UNIX/Linux系OSやmacOSも、先頭に「.」が付いたファイル(ドットファイル)を隠しファイルとして扱うため、視認するには設定変更やコマンド操作が必要。
○第三者へ画像を渡す際、意図せず大量の隠しゴミファイルを押し付けてしまう恐れがある。
○仮に気づいても、あらゆる画像入りフォルダへ無差別に作成されるため、削除にかなりの手間がかかる(検索やバッチファイル等を駆使すればまとめて削除は可能だが、ユーザーに無用な手間とストレスをかけさせている事に変わりはない)
●これらのゴミファイルが様々なソフトウェア動作に与えることが懸念される問題例(一部筆者の想像も含まれています。ご注意下さい)
○ソフトウェアやゲームなど(.exe)が収録されたフォルダをNASへ入れてしまうと、ソフトウェアが使用する画像リソースフォルダにまで遠慮なくゴミファイルが突っ込まれ(フリーソフトやゲーム等を入れて確認済)、ソフトによってはフォルダ構成が変わり動作に支障を来すリスクも想定される(未確認)。
○通常の写真と同じJPEG形式であるため、Windows10の標準フォトアプリなど、フォルダ構成を無視して画像を一覧化するタイプの場合、当NASを指定するとゴミファイルまで検知対象となってしまい、全く同じ画像が大小含め8枚ずつ並ぶことになる(Windows10標準フォトアプリver2018.18091.17210.0で確認済)。
○また、フォルダ整理機能を持つ写真ソフトの場合も、隠しフォルダやゴミJPEGファイルが勝手に追加されることで、写真整理操作に影響を及ぼしたり、ソフトの誤動作を引き起こすことが懸念される(未確認)。
○フォルダごとクラウドストレージにアップロードすると、ゴミファイルまで全てアップロードされてしまう(OneDriveクライアント for Win10 ver2018 ビルド18.222.1104.0007で確認)。そして、Webからクラウドストレージの写真一覧を見ると、同じ画像が大小8枚ずつ並んでいる(OneDrive Web版で確認)。
○非アーカイブ系のバックアップソフトで当NASへのバックアップを行った場合、勝手にバックアップ先のフォルダ構成が弄られ、バックアップソフトによっては同期処理に支障を来すリスクも考えられる。
※Windows10標準の自動バックアップ機能「ファイル履歴」の管理下に置かれているはずのバックアップ先フォルダの中ですら、当NASにより問答無用でキャッシュファイルが放り込まれてしまう(Win10 Pro 64bit ver1803で確認済)。この挙動は「ファイル履歴」の動作に悪影響を及ぼさないのか?(長期検証するつもりは無いので未確認) Time Machineの方も大丈夫なのか?(未確認) 疑念は深まるばかりである。
※なお、当製品はWindows標準のバックアップソフトウェア「ファイル履歴」や、Macの「TimeMachine」への対応を、製品サイトや取扱説明書上で謳っている(「ファイル履歴」という文言は取扱説明書上にのみ明記。『バックアップと復元(Windows7)』に関しては不明)
⇒(2019/01/10 バッファローサポートセンターからの回答)曰く、「(サムネイル生成環境下においても)ファイル履歴によるバックアップを行えることは確認済み」「TimeMachineの場合はバックアップイメージとして転送されるため問題ない(サムネイル生成自体行われない)」とのこと。……ファイル履歴の方は何を根拠に問題なしと判断したのか?(Microsoftに確認を取ったのだろうか?) OS側の仕様変更に伴って予期せぬ問題が起こるリスクは考えられないのか? そもそもゴミファイルを無差別に放り込む仕様さえ改めれば、あらゆる無用な手間(例えば、『ファイル履歴への影響は?』という筆者の質問へ返答するために2営業日かけて確認するなどと言った)を避けられるのではないか?……と筆者個人としてはますます疑念が膨らむばかりであったが、これ以上メーカーに問い詰める気力は無い。
【問題点の考察】
●キャッシュファイルは通常、テンポラリフォルダ等の一時フォルダへ格納されるのが一般的である。ユーザ個人が作成・管理しているフォルダ直下へ大量のゴミを隠しフォルダ扱いでこっそりブチ込むなどと、普通に考えれば非常識極まりない実装である。言語道断である。
●恐らく「隠しファイルにしてしまえばユーザーの実使用に支障は無い(バレない)だろう」という開発サイドの浅はかな考えが根底にあるのかもしれない。
●同様の隠しファイルに、Windowsの「Thumbs.db」があるが、主に使われていたのはWinXP以前であり、現行バージョンではデフォルトで抑制されている(ただし、環境によっては作られるケースもある模様)
【その他の仕様に対する印象】
デュアルコア搭載で速度と安定性を実現したプレミアムモデルと称して販売されているLS500シリーズ。だが、ゴミファイル問題の他にも
●Web設定画面が(何故か)デスクトップPCを模した画面になっている。(無駄に)デスクトップやウインドウ周りの挙動が忠実に再現されていたり、壁紙変更機能やイメージビューア・メディアプレイヤーと言った(NASとしては余計としか言い様がない)機能が充実した割に、サーバー自体の設定がやりやすい、と言った印象は全く無い。むしろ複雑化して分かりにくくなった印象。
○高機能化するクラウドサービスに対抗したつもりなのかもしれないが、NASにそんなことは求めてない
○(無駄な)多機能化による影響なのかは不明だが、OSが専有する領域が大きく、ユーザが利用可能な領域が少ないというレビューも見受けられる。
●旧モデルには存在した、メール通知やプリントサーバー、ActiveDirectory連携などの機能が失われている(公式サイトの機能比較表で確認可能)特にメール通知機能の削除は、安定した監視・運用が重要なNASにおいては致命的である。
……などと言った問題を抱えており、スタンダードモデルであるはずのLS200シリーズに比べても見劣りする点が多い。
【評価】
NASの入門にとこの機種を購入しましたが、この機種(及び現行のLS500系モデル全て)は初心者・上級者双方ともお勧めは出来ません。と言うより、様々な問題を抱えた当製品をプレミアムなどと銘打って、より高い値段で売り捌いてる時点で、バッファローという企業に対する信頼は無きに等しい。そもそも現在の仕様が、大切なデータを預けるストレージとしてはまず考えられないほどお節介でおかしな仕様を抱えており、今後のアップデートで治ることを期待する、などと許容できるレベルでは無いと考えています。
バッファロー製のNASを購入するよりも、手軽に済ませたい方はクラウドストレージにおまかせ、自前で構築したい方は他社製のNASキットを購入した方が遥かに良いと思います。
勢いで書いたため、レビュー内容に事実とは異なる誤りがあるかもしれません。
当レビューに関して何か指摘・訂正等があれば、コメントにて追記して頂けると助かります。
※2019/01/10 バッファローサポートセンターからの返答を基に、対象モデルやバックアップ関連の記述を追記。一部記述を調整。
ただし、2019/01/10のバッファローサポートセンターからの回答により、LS510DGシリーズ(1ドライブモデル)及びLS510DNB/LS520DNBシリーズ(法人モデル)も同じ仕様を抱えていることを確認しました。
よって、購入を検討されている方の判断材料として、こちらにも転記させて頂きます。
以下、「LS520D0802G」のレビュー内容の転記です。(2019/1/9投稿・2019/1/10更新)
__________
当製品のあまりにも迷惑すぎる仕様に大変怒りを感じており、その理由を出来る限りここに記させて頂きます。非常に乱雑かつ長文になってしまいましたが、ご容赦下さい。
【確認環境】
NAS:LS520D0802G
RAID構成:RAID1(デフォルトのまま)
ファームウェアバージョン:4.40-20180703
ネットワーク環境:NAS側(1000BASE-T)~PC側(IEEE802.11n 5GHz 300Mbps)
PC側のOS:Windows10 (Pro 64bit ver1803)
【当NASにおけるサムネイルキャッシュ(ゴミファイル)の自動生成機能について】
●この機能をオフにする手段は一切用意されていない(強制)
○また将来的に、オフに出来るよう対応する予定はなし(2019/01/07 バッファローサポートセンターからの回答)
●この仕様は当機種だけのものではなく、全てのLS500シリーズ(LS510D/LS510DG/LS520D/LS520DG)及び法人[SOHO]向けモデル(LS510DNB/LS520DNB)にも存在する。(2019/01/10 バッファローサポートセンターからの回答)
○LS200シリーズ(LS210D/LS210DC/LS210DG/LS220D/LS220DC/LS220DG)には無いとのこと。
●コンシューマ向けLS500系の取扱説明書にも(小さく)明記してあり、れっきとした「仕様」である。
○しかし何故か、同じ仕様を持つはずの法人向けLS500系の取扱説明書には記載が無い(2019/01/10現在)
【実際の動作(筆者検証による観測結果)】
●当NAS上へデータを保管すると、画像ファイルが一つでも含まれるあらゆるフォルダの直下へ、7つの隠し属性フォルダ(サムネイルキャッシュファイル格納用)が自動生成される。(作成される隠しフォルダ:.thumbnail、.webaxs_3L、.webaxs_L、.webaxs_LL、.webaxs_M、.webaxs_S、.webview)
●画像1枚につき7枚ものサムネイルキャッシュ(JPEG形式)が生成され、上記の隠しフォルダへと格納される。仮に1000枚の写真を置いた場合、7000個ものキャッシュファイルが格納されるため、フォルダ内の合計ファイル数が8000個まで増殖する。10000枚置けば80000個。10万枚なら……。
○処理直後は「*.lock」ファイルも生成されるため、1画像辺り更に1個ずつ増える。(再起動時に消去される模様)
○処理対象が多い場合、即時生成されないケースもある模様(残りは再起動直後に一括で作成をしている模様。他に条件があるかは未検証)
●一度作成されたキャッシュは、元画像を移動・削除した直後も残り、一定のタイミングまで残置される(再起動後に消去されているのを確認、他に条件があるかは未検証)
○ファイルをその場で改名しただけでも、再び(7つ全ての)サムネイルキャッシュが再作成される。この場合も改名前ファイル名のキャッシュはしばらく残置される。
●保管したデータをSMB経由でフォルダごとPCへ持ってくると、サムネイルキャッシュファイルも全て保持されたままコピーされる(ブラウザ ※MyLinkStation 経由でダウンロードした場合は含まれない。その他のプロトコル及びWebAccessアプリは未検証)
【仕様補足】
●このキャッシュファイル群は、設定画面(MyLinkStation)で使用されるもの(2019/01/07 バッファローサポートセンターからの回答)
○ただ、ファイル名(.webaxs_*)を見るに、同社製アプリ「WebAccess」でも使われている可能性は考えられる
【問題点】
●個々のキャッシュファイルのデータ容量は小さい(数KB-数百KB)ものの、ファイル数があまりにも膨大であるため、じわじわとHDDの容量が圧迫されてしまう。また、コピーや削除・PC転送と言ったフォルダ操作が非常に重くなってしまう。
●ハード側で常に膨大な数のファイル処理を強要され続けるため、HDDへの負荷が増大。寿命が縮むことが懸念される。
○特に再起動直後はHDDがガリガリと音を立て続けた後、サムネイルキャッシュの変化が観測できたため、再起動直後でもサムネイル関連処理が行われているのではないかと推測している。
※試験的に、およそ6000枚(一枚辺り2~4MB程度)ほどの写真をNASへ入れ終わった後に再起動をかけたところ、1時間半近くもの間HDDがガリガリし続け、45000個程度ファイル数が増加した。
○NASへの画像コピー中も並行して生成が行われているらしく(ただし、この時点では全て生成されないケースも多く、具体的な挙動は不明)、書き込み速度低下の要因となっている可能性が高い
●「MyLinkStation」機能を使わない人にとっては一切恩恵が無いばかりか、これらのファイルはゴミでしかない
●キャッシュの自動生成を制御する設定が存在しないため、不要だと感じても止めることは不可能。
○それどころか、いつサムネイル作成処理が走行したのかを知る術すら無い(ログ上でも確認できない)。ユーザーのフォルダにさんざんゴミをブッ込んでおきながら、その走行メカニズムは謎に包まれている。
○Linuxの知識があれば力技で解明・解決できるかもしれないが、メーカー保証外の操作を伴うため素人には危険だろう。
●隠しフォルダであるため、一般利用者はゴミファイルで圧迫されていることに気づかない。
○この問題を察知するためには、Windowsの場合「隠しファイルを表示する」設定が必要不可欠である。しかし、デフォルトでは「表示しない」設定になっているため、PC設定を自発的に弄らないライトユーザーほど見過ごしやすくなる。
※UNIX/Linux系OSやmacOSも、先頭に「.」が付いたファイル(ドットファイル)を隠しファイルとして扱うため、視認するには設定変更やコマンド操作が必要。
○第三者へ画像を渡す際、意図せず大量の隠しゴミファイルを押し付けてしまう恐れがある。
○仮に気づいても、あらゆる画像入りフォルダへ無差別に作成されるため、削除にかなりの手間がかかる(検索やバッチファイル等を駆使すればまとめて削除は可能だが、ユーザーに無用な手間とストレスをかけさせている事に変わりはない)
●これらのゴミファイルが様々なソフトウェア動作に与えることが懸念される問題例(一部筆者の想像も含まれています。ご注意下さい)
○ソフトウェアやゲームなど(.exe)が収録されたフォルダをNASへ入れてしまうと、ソフトウェアが使用する画像リソースフォルダにまで遠慮なくゴミファイルが突っ込まれ(フリーソフトやゲーム等を入れて確認済)、ソフトによってはフォルダ構成が変わり動作に支障を来すリスクも想定される(未確認)。
○通常の写真と同じJPEG形式であるため、Windows10の標準フォトアプリなど、フォルダ構成を無視して画像を一覧化するタイプの場合、当NASを指定するとゴミファイルまで検知対象となってしまい、全く同じ画像が大小含め8枚ずつ並ぶことになる(Windows10標準フォトアプリver2018.18091.17210.0で確認済)。
○また、フォルダ整理機能を持つ写真ソフトの場合も、隠しフォルダやゴミJPEGファイルが勝手に追加されることで、写真整理操作に影響を及ぼしたり、ソフトの誤動作を引き起こすことが懸念される(未確認)。
○フォルダごとクラウドストレージにアップロードすると、ゴミファイルまで全てアップロードされてしまう(OneDriveクライアント for Win10 ver2018 ビルド18.222.1104.0007で確認)。そして、Webからクラウドストレージの写真一覧を見ると、同じ画像が大小8枚ずつ並んでいる(OneDrive Web版で確認)。
○非アーカイブ系のバックアップソフトで当NASへのバックアップを行った場合、勝手にバックアップ先のフォルダ構成が弄られ、バックアップソフトによっては同期処理に支障を来すリスクも考えられる。
※Windows10標準の自動バックアップ機能「ファイル履歴」の管理下に置かれているはずのバックアップ先フォルダの中ですら、当NASにより問答無用でキャッシュファイルが放り込まれてしまう(Win10 Pro 64bit ver1803で確認済)。この挙動は「ファイル履歴」の動作に悪影響を及ぼさないのか?(長期検証するつもりは無いので未確認) Time Machineの方も大丈夫なのか?(未確認) 疑念は深まるばかりである。
※なお、当製品はWindows標準のバックアップソフトウェア「ファイル履歴」や、Macの「TimeMachine」への対応を、製品サイトや取扱説明書上で謳っている(「ファイル履歴」という文言は取扱説明書上にのみ明記。『バックアップと復元(Windows7)』に関しては不明)
⇒(2019/01/10 バッファローサポートセンターからの回答)曰く、「(サムネイル生成環境下においても)ファイル履歴によるバックアップを行えることは確認済み」「TimeMachineの場合はバックアップイメージとして転送されるため問題ない(サムネイル生成自体行われない)」とのこと。……ファイル履歴の方は何を根拠に問題なしと判断したのか?(Microsoftに確認を取ったのだろうか?) OS側の仕様変更に伴って予期せぬ問題が起こるリスクは考えられないのか? そもそもゴミファイルを無差別に放り込む仕様さえ改めれば、あらゆる無用な手間(例えば、『ファイル履歴への影響は?』という筆者の質問へ返答するために2営業日かけて確認するなどと言った)を避けられるのではないか?……と筆者個人としてはますます疑念が膨らむばかりであったが、これ以上メーカーに問い詰める気力は無い。
【問題点の考察】
●キャッシュファイルは通常、テンポラリフォルダ等の一時フォルダへ格納されるのが一般的である。ユーザ個人が作成・管理しているフォルダ直下へ大量のゴミを隠しフォルダ扱いでこっそりブチ込むなどと、普通に考えれば非常識極まりない実装である。言語道断である。
●恐らく「隠しファイルにしてしまえばユーザーの実使用に支障は無い(バレない)だろう」という開発サイドの浅はかな考えが根底にあるのかもしれない。
●同様の隠しファイルに、Windowsの「Thumbs.db」があるが、主に使われていたのはWinXP以前であり、現行バージョンではデフォルトで抑制されている(ただし、環境によっては作られるケースもある模様)
【その他の仕様に対する印象】
デュアルコア搭載で速度と安定性を実現したプレミアムモデルと称して販売されているLS500シリーズ。だが、ゴミファイル問題の他にも
●Web設定画面が(何故か)デスクトップPCを模した画面になっている。(無駄に)デスクトップやウインドウ周りの挙動が忠実に再現されていたり、壁紙変更機能やイメージビューア・メディアプレイヤーと言った(NASとしては余計としか言い様がない)機能が充実した割に、サーバー自体の設定がやりやすい、と言った印象は全く無い。むしろ複雑化して分かりにくくなった印象。
○高機能化するクラウドサービスに対抗したつもりなのかもしれないが、NASにそんなことは求めてない
○(無駄な)多機能化による影響なのかは不明だが、OSが専有する領域が大きく、ユーザが利用可能な領域が少ないというレビューも見受けられる。
●旧モデルには存在した、メール通知やプリントサーバー、ActiveDirectory連携などの機能が失われている(公式サイトの機能比較表で確認可能)特にメール通知機能の削除は、安定した監視・運用が重要なNASにおいては致命的である。
……などと言った問題を抱えており、スタンダードモデルであるはずのLS200シリーズに比べても見劣りする点が多い。
【評価】
NASの入門にとこの機種を購入しましたが、この機種(及び現行のLS500系モデル全て)は初心者・上級者双方ともお勧めは出来ません。と言うより、様々な問題を抱えた当製品をプレミアムなどと銘打って、より高い値段で売り捌いてる時点で、バッファローという企業に対する信頼は無きに等しい。そもそも現在の仕様が、大切なデータを預けるストレージとしてはまず考えられないほどお節介でおかしな仕様を抱えており、今後のアップデートで治ることを期待する、などと許容できるレベルでは無いと考えています。
バッファロー製のNASを購入するよりも、手軽に済ませたい方はクラウドストレージにおまかせ、自前で構築したい方は他社製のNASキットを購入した方が遥かに良いと思います。
勢いで書いたため、レビュー内容に事実とは異なる誤りがあるかもしれません。
当レビューに関して何か指摘・訂正等があれば、コメントにて追記して頂けると助かります。
※2019/01/10 バッファローサポートセンターからの返答を基に、対象モデルやバックアップ関連の記述を追記。一部記述を調整。
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