今回の素材は新たに開発した約1.6mm厚のホースハイドを使用しコンビ鞣し。クロームで鞣したあと、溶剤を洗い流し再度タンニンで鞣すことで、タンニンの長所を引き出し、程よい革の重厚感と着込んだ時のアジが増すレザー。下地を薄茶に染めたのちに、東京の老舗仕上げ工場さんにて、丘染めで黒をのせた茶芯のレザー。今回はより黒を強く出すため、顔料と染料を半分ずつ混ぜたセミアニリンで仕上げ。下地に色が入る染料と上に塗膜が張られる顔料がちょうどよくマッチして着込むとよい経年変化が生まれます。顔料100%にはない革のやわらかさと、薄く塗膜が張られた状態なので、着こむと早々に下地の色が顔を出します。ボタンは青サビ加工の月桂樹ボタン。デザインは、当時46サイズ以上ものだけの仕様なっていた背中のTバックと呼ばれるディテールを再現。大きいサイズだと生地の幅(面積)の兼ね合いで、生地を2枚にし真ん中で縫い合わせていた当時のデザインとなりますが、今では"Tバック"と言われヴィンテージ好きに好まれるディテールを再現。更に背中には、バックルバック付き。ヴィンテージの1stより少しだけ着丈を伸ばし、少しだけスッキリとさせたシルエット。【爆買】