商品説明
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内容紹介
篠原さんの人生は実に、昭和史そのものの出来事と直面して歩まれたと思う。個人の生活史ではありながら、昭和総体の重い検証でもあることに気付かせられる。そうした篠原さんの昭和を検証するまことの言葉を「口語り」として纏めさせて頂くことにした。ノンフィクション作家保阪正康は「昭和史を調べる中で四千人の方に話をうかがってきたが、一割の人は本当のこと、もう一割は最初からうそを言う。八割の人は記憶を美化し、操作する。この八割というのは実は我々なんです。」と言っている。(朝日新聞)その記憶を美化し操作する人間の情動は「調べる」ことの中に生ずる人間関係がそれを決定付けるものであろう。「調べる」ことを私は行わない。それは私が本書に試みる対面対話「語り・聴く」「口語り」の意味あいと、人間関係において大いに異質と言わなければならない。「口語り」の可能性出会いの美しさ 1序章 思い出すまま 111 父親・又平?母親・ケサノの事 112 母ケサノの家・篠原の伝説 163 生まれは関東大震災の次の年 234 向島の記憶 295 大きくなったらアフリカに行こう 366 「都民祭り」の思い出 427 神田明神のお神輿が手術室に 458 江戸川区登録無形文化財保持者へ 48第一章 風鈴の足跡 531 ガラスは宝物 532 瑠璃、玻璃ガラスの歴史 57第二章 風鈴の歴史 691 風鈴は法然上人と共に 692 風鈴は魔除けの音 75第三章 風鈴師の民俗と伝承 811 たたら祭り 812 かっぽれ 823 江戸東京博物館柿落しで「かっぽれ」を踊る 854 職人伝承・紀伊国屋文左衛門 885 篠原家の正月参り 94第四章 風鈴再生 1031 篠原工房の江戸風鈴 1032 あまり思い出したくない戦争体験 --インパール作戦の後に出征 1103 見附とは生涯の縁 1204 お前の嫁はきまっている 1265 「光クラブ事件」 1296 街商にでる 1347 風鈴再生ーー民芸品の対面販売 1418 現代伝説の黄色い風鈴・招き猫 1469 招き猫伝説 148第五章 人生哲学「三惚れ」 1531 江戸川区に惚れる 1532 江戸川伝説 1593 名前をいただいた お寺さんに行く 1714 幽霊の話 173第六章 日本の伝統工芸を守る 1791 江戸川区の職人 1792 江戸川区の伝統工芸 1813 「江戸風鈴」資料館 190<b