商品説明
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内容紹介(出版社より)
特集 加守田章二 飛翔する麒麟児天才と言われた加守田章二が1983年に49歳の若さでこの世を去ってから、今年で38年が経つ。展覧会ごとに作風が変化し、即座に作品が完売したという伝説の作家である。当時の熱狂を体験したファンはもちろん、知らない若い世代にも、その作品は色あせることはなく雄弁に語りかけてくる。しかし、他の巨匠たちは作品の誕生の背景や人柄などの資料が豊富にあるものの、加守田は1969年、36歳のときに岩手県遠野市に単身赴いて制作の場としたためか、遠野時代のエピソードは少なく、その実像はあまり知られていない。本特集では、1969年から病に倒れる1980年までの作品を年ごとに掲載し、その変遷を辿る。そして、『炎芸術』のバックナンバーから、生前の加守田の貴重な対談や没後の追悼座談会を再掲する。また、加守田を知る人たちの証言を交えながら遠野の陶房跡を取材した。今年3月からは、遠野時代の前の制作地である栃木県益子で約20年振りとなる回顧展もある。加守田は1971年、それまでの無彩色の作品から一転、色を用いた作品を発表し、その個展会場に「飛翔の色」と題した言葉を掲げている。麒麟児とは才知の優れた少年のことだが、陶芸家にとってはまさにこれから豊かな作品世界があったはずだ。早世の麒麟児・加守田章二の飛翔の軌跡を追う。特集 加守田章二 飛翔する麒麟児加守田章二ポートレート/言葉作品 1969〜1980年現在にみる加守田章二文・川北裕子(益子陶芸美術館学芸員)(再掲)未公開対談 伝統と前衛のはざまで長谷川公之×加守田章二 (1980年)(再掲)追悼座談会 嗚呼 加守田章二 その人生と芸術長谷部満彦×香本不苦治×菊池 昭 (1983年)孤高の人・加守田章二が愛した遠野特別展 加守田章二 天極をさす文・川北裕子(益子陶芸美術館学芸員)加守田章二 略年譜陶芸家ヒストリー 重松あゆみかたちは構造から生まれるフォーカス・アイ 中田博士変わらず そして変わっていく…文・伊藤嘉章(愛知県陶磁美術館総長)期待の新人作家 川瀬理央文・小吹隆文(美術ライター)現代工芸の作り手たち 第18回 ガラス 高橋禎彦リズムと感覚を形作るガラス文・高橋由佳(富山市ガラス美術館学芸員)古今の備前焼に見る表現 第2回 伊部手文・重根弘和(岡山県立博物館学芸員)展覧会スポットライト 特別展 黒田泰蔵文・宮川智美(大阪市立東洋陶磁美術館学芸員)展覧会スポットライト 齊藤勝美ーただひたすらに彩磁をもとめてー文・末武さとみ(佐野市立吉澤記念美術館学芸員)陶芸公募展レポート 第54回女流陶芸公募展文・外舘和子(多摩美術大学教授)陶芸公募展レポート 第8回陶美展文・花里麻理(茨城県陶芸美術館学芸課長)【新連載】陶芸実践講座 陶でつくるいきもの造形 第1回ツノゼミ 講師・奥村巴菜陶芸マーケットプライス展覧会スケジュール展覧会プレビューHONOHO GEIJUTSU English Summary他