商品説明
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内容紹介(「BOOK」データベースより)
ポスト・ポストモダンの時代に文学が教育にできることとは?「読むこと」の秘鑰が「夢の読者共同体」を創り出す。“第三項”と“語り”をめぐる探究へ。
目次(「BOOK」データベースより)
“第三項”と“語り”、ここから始まる。-「まえがき」として/芥川龍之介『蜘蛛の糸』-“鈴木三重吉の呪い”を超えてー童話『蜘蛛の糸』の誕生/あまんきみこ『おにたのぼうし』-『おにたのぼうし』の“語り”とプロットーポストモダンの入口と出口/新美南吉『ごんぎつね』-『ごんぎつね』試論ー「物語」による共生/今西祐行『一つの花』-「父」のいない楽土ー寓話として『一つの花』を読む/宮澤賢治『注文の多い料理店』-鏡のような物語/「紙くづのやうになった」顔の語り手ー宮澤賢治『注文の多い料理店』論/宮澤賢治『オツベルと象』-『オツベルと象』-その語りを読む/ヘルマン・ヘッセ『少年の日の思い出』-『少年の日の思い出』、その“語り”から深層の構造へー「光」と「闇」の交錯を通して見えてくる世界/太宰治『走れメロス』-『走れメロス』/魯迅『故郷』-『故郷』(魯迅)における二重映しの“月”の風景と“無”の思想〔ほか〕
著者情報(「BOOK」データベースより)
田中実(タナカミノル)1946年福岡県柳川に生まれる。立教大学大学院博士課程満期退学。都留文科大学教授。近代文学を専攻須貝千里(スガイセンリ)1950年東京都板橋区に生まれる。法政大学文学部日本文学科卒業。山梨大学教授。主に国語教育史、文学教育論を研究対象としている。近年は文学作品の教材価値の研究に関心をもち、文学研究と文学教育研究の相互乗り入れという立場から、宮澤賢治の作品の研究に挑む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)