商品説明
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内容紹介(出版社より)
本書ではまず,固体物理学を学ぶために必要な,数学,電磁気学,統計物理学,量子力学について説明する。これらの内容は,工学系の大学院であれば,受験準備の一助にもなると思われる。特に数学については,現在の大学生に合わせて,関数,微分,テイラー展開,積分,座標系,ベクトル解析,線形代数,複素関数の基礎をまとめた。固体物理の内容を学ぶための基礎に紙面を割き,固体物性に関するテーマを絞って,結晶の構造,結晶結合,固体の比熱,エネルギーバンドについて説明した。誘電体,磁性体・超伝導体,金属・合金,半導体,表面と界面,格子欠陥などの材料については,同時刊行の『材料物性の基礎』(共立出版, 2019)にまとめた。第1章 固体物性を学ぶための数学1.1 関数1.2 微分1.3 テイラー展開1.4 積分1.5 座標系1.6 ベクトル解析1.7 線形代数1.8 複素関数第2章 固体物性を学ぶための電磁気学2.1 電磁気学の基本方程式2.2 静電界と電位2.3 電気双極子モーメントと分極2.4 静電界と電束密度の境界条件2.5 磁気双極子モーメントと磁化2.6 静磁界と磁束密度の境界条件2.7 ビオーサヴァールの法則2.8 アンペールの法則第3章 固体物性を学ぶための統計物理学3.1 エントロピー3.2 熱平衡と温度3.3 ボルツマン因子3.4 分配関数3.5 プランクの放射法則3.6 拡散平衡と化学ポテンシャル3.7 ギブス因子3.8 ギブス和3.9 フェルミディラック分布関数3.10 ボーズアインシュタイン分布関数第4章 固体物性を学ぶための量子力学4.1 ハミルトニアン4.2 シュレーディンガー方程式4.3 自由粒子4.4 箱型ポテンシャル4.5 1次元調和振動子4.6 球対称ポテンシャル4.7 定常状態における摂動論第5章 結晶の構造5.1 格子と単位構造5.2 結晶面の指数5.3 結晶構造5.4 結晶によるX線の回折5.5 逆格子5.6 散乱振幅第6章 結晶結合6.1 結晶の結合力6.2 弾性第7章 固体の比熱7.1 フォノンによる比熱7.2 自由電子気体による比熱第8章 エネルギーバンド8.1 エネルギーバンドと禁制帯8.2 ほとんど自由な電子モデル8.3 周期的ポテンシャル中の電子8.4 有効質量参考文献索引
目次(「BOOK」データベースより)
第1章 固体物性を学ぶための数学/第2章 固体物性を学ぶための電磁気学/第3章 固体物性を学ぶための統計物理学/第4章 固体物性を学ぶための量子力学/第5章 結晶の構造/第6章 結晶結合/第7章 固体の比熱/第8章 エネルギーバンド
著者情報(「BOOK」データベースより)
沼居貴陽(ヌマイタカヒロ)慶應義塾大学工学部電気工学科卒。同大学院修士課程修了後、日本電気株式会社光エレクトロニクス研究所、北海道大学助教授、キヤノン株式会社中央研究所を経て、立命館大学教授、工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)