京都の楽焼作家、三代目佐々木昭楽さんによる赤楽茶碗です。
樂家家元、三代目樂道入によって作られた銘「鵺」茶碗を写しています。
樂家は安土桃山時代より現代まで、15代続く楽焼の本窯元。
三代目の道入は楽焼の釉薬を完成させたと伝えられ、初代長次郎と並び、名代に数えられています。
光沢のある釉薬や、豊かなデザイン性は、それまでの楽焼にはみられず、以降の楽焼の流れを大きく確立させる画期的なものでした。
そして名品を数多く遺した道入は、時代の寵児として、のんかう(のんこう)という愛称でも親しまれていました。
その当時、怪鳥として恐れられていた鵺(ぬえ)は、頭は猿、胴は狸、足は虎、尾は蛇という姿。
正面に大きく間取りされた黒幕釉、そして全体に広がる赤釉には青鼠色が入り混じった変化の強い本作は、まさに千変万化の鵺の姿に由来しています。
また、のんかう七種中の第一とも言われています。
使い込むほどに味わいの増す楽茶碗。楽焼界きっての名窯、昭楽さんによる一品です。
こちらの商品は木箱入りでございます。
商品サイズ: 直径 12.0cm 高さ 8.5cm
※こちらの商品はひとつひとつ手作りのため、サイズは多少の誤差があります。
作:松楽窯
京都・楽焼(日本製)