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商品説明
商品説明 内容紹介(出版社より) 江戸時代の孝は、誰もが善と信じて疑わない思想であった。そのころの孝という道徳が持っていた活力と豊かさを掘り起こす。「孝道徳」は、時に戦前の軍国教育と結びつけて考えられたり、また為政者による人民統制の手段と考えられたりと、とにかく堅苦しいイメージが強い。間もなく学校教育の場で「道徳」は、「特別の教科」として格上げされることが決定しているが、そこでは「また親孝行を教え込まれるのか」との危惧が伝わってくる。果たして江戸時代からそれは、そのようなものであったのか。孝という道徳は、たしかに政治的な負の側面ばかりが目立つものであるが、本書は江戸時代の孝がもらたした文化的な側面や、人の動き、書物の動き、思想の動きに着目し、江戸時代に孝が持った肯定的な熱気と、そこから生じた多様な現象を明らかにすることで、江戸時代の孝に対する研究や一般的なイメージにおけるステレオタイプに異を唱える。【本書を通して訴えたかったのは、江戸時代の孝に対する研究や一般的なイメージにおけるステレオタイプに異を唱えたい、ということである。「孝子良民の表彰は封建制度の強化策」という考えは、戦後になってから固定化されたものである。しかし江戸の孝を論じるとき、このような画一的な結論だけで良いのだろうか。少なくとも江戸時代の人は、孝をそのように批判的に見ていなかった。孝の多様で豊かなありようを享受していたはずである。このように考えて、実例をもとに新たな見方をさまざまに提示してみたのが本書である。読者が江戸の孝のポシティブな力を少しでも感じ取って下さったなら、本書は成功である。】…あとがきより 内容紹介(「BOOK」データベースより) 「孝子良民の表彰は封建制度の強化策」という考えは、戦後になってから固定化されたものである。少なくとも江戸時代の人は、孝をそのように批判的に見ていなかった。江戸の「孝」は、誰もが善と信じて疑わない思想であった。実例をもとに新たな見方をさまざまに提示。今とは違う、その活力と豊かさを掘り起こす! 目次(「BOOK」データベースより) 第1章 孝文化研究序説(孝子表彰への好意的なまなざしー十七世紀後半の全体像/西鶴は孝道奨励政策を批判しなかったー不孝説話としての『本朝二十不孝』/表彰が人を動かし、作品を生むー駿河国五郎右衛門を例に/表象は説話の起爆剤ー駿河国五郎右衛門をめぐって)/第2章 表彰と孝子伝の発生(綱吉による孝行奨励政策の背景/偽キリシタン兄弟の流転ー保科正之の孝子認定と会津藩における顕彰/表彰と説話集とのあいだー岡山藩/宝物としての孝子伝ー福知山藩・島原藩)/第3章 孝子日本代表の形成(明代仏教がリードした江戸の孝子伝ー元政『釈氏二十四孝』と高泉『釈門孝伝』/儒者が選んだ日本史上の孝子/『本朝孝子伝』刊行直後/弥作が孝子日本代表になるまでー水戸藩の表彰と顕彰)/第4章 藤井懶斎伝ーいかにして『本朝孝子伝』は生まれたか 著者情報(「BOOK」データベースより) 勝又基(カツマタモトイ)1970年、静岡県御殿場市生まれ。金沢大学文学部卒業、九州大学大学院文学研究科(修士・博士)修了。博士(文学、九州大学)。日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)などを経て、2005年より明星大学日本文化学部専任講師。2014年4月よりハーバード大学ライシャワー日本研究所客員研究員(2015年3月まで)。2015年より明星大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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