商品説明
流動性にすぐれ、仕上がりが美しい。アルミのロウ付専用。フラックス(RZ-201)が必要。
ロウ材
型式:RZ-101
品名:アルミ硬ロウ
寸法(mm):Φ2.0×300
作業温度(℃):580
引張強度(kgf/mm^2):25
入数(本):5
その他1:ロウ材とは…母材を溶かさず接合
ロウ付とは母材を溶解せずに、母材間にロウ材を添加し、母材間のぬれ、流れを利用して接合する方法です。ロウ材の融点は母材のそれよりも低く、ロウ材の種類により接合温度も異なります。
ロウ材の選び方…母材、目的に応じて
9種類のロウ材、ハンダを取り揃えています。ハンダの種類、使用目的に応じて選んでください。入門用、経験者向き用もあり、パッケージに難易度を表示しています。
その他2:上手にロウ付するコツ
母材の隙間が広いと接合が弱くなります。ロウ材の種類により、最も強くロウ付できる隙間の寸法が異なりますので、取扱説明書をよく読んで作業してください。母材の大きさ、金属の種類が異なる場合、熱伝導性、比熱などに留意し母材が適温になるようにしてください。炎を直接ロウ材に当てずに母材を加熱し、その熱でロウ材を溶かすようにしてう下さい。フラックスの残滓は完全にお湯などで除去してください。不完全ですとサビが発生します。
※ロウ付失敗後、やり直す際は、母材に付いた黒い汚れ等を取り除き、表面を磨いて母材の地肌を出しフラックスを再度塗ってください。
その他3:ロウ付のメリット…手軽に金属を精密接合
強度は溶接よりもやや劣りますが、手軽に金属を接合でき、精密接合も可能なため古くから日用品、美術工芸品、歯科用関係で用いられてきました。最近では電子機器、航空機、科学機器関係にも広く使用されています。
フラックスとは…酸化防止剤
母材の汚れを取り除くと同時に、加熱中の酸化防止の役割をします。通常、母材とロウ材は加熱することで、お互いの間に酸化皮膜ができます。この皮膜は、お互いの接合の妨げになるため、その酸化防止剤としてフラックスを使用します。
失敗の原因とその対策:母材表面の汚れ:表面を磨き、地肌を出してやり直す。
母材の加熱不足:再度加熱する。火力不足の場合は、複数のバーナーで母材を加熱する。
ロウの直接加熱:母材も充分加熱しロウ材を溶かす。
フラックス不足:フラックスを充分塗り、やり直す。