商品説明
商品説明
内容紹介(「BOOK」データベースより)
文学はすべて媒体のなかに存在する。書き記されて初めて文学となる。世界的評価のある西洋の古典にしても、喪失という大海から偶然にも顔を出せた幸運の代物にすぎない。数知れない不幸な傑作が大海には沈んでいるのだ。失われた本はいつまでも魅惑的だ。それは想像のなかでしか完結しない。しかし、実体のない本だからといって、絶対に手が届かないわけではない。文学が家だとしたら、「失われた本についての本」である本書は、墓であり痕跡でもある。本書はもうひとつの文学史であり、存在したかもしれない本への哀歌である。
目次(「BOOK」データベースより)
ホメロス/アイスキュロス/メナンドロス/オウィディウス/ダンテ・アリギエーリ/ジェフリー・チョーサー/ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ/ウィリアム・シェイクスピア/ジョン・ミルトン/アレグザンダー・ポープ〔ほか〕
著者情報(「BOOK」データベースより)
ケリー,スチュアート(Kelly,Stuart)オックスフォード大学で英文学を学ぶ。エジンバラ在住。Scotland on Sundayで活躍する書評家金原瑞人(カネハラミズヒト)1954年岡山県生れ。法政大学社会学部教授。ヤングアダルト系翻訳の第一人者であり、YA作家クラブの世話人をつとめる野沢佳織(ノザワカオリ)翻訳家。上智大学英文学科卒築地誠子(ツキジセイコ)翻訳家。東京外国語大学ロシア語科卒。千葉県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)