商品説明
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内容紹介(出版社より)
小川忠太郎範士の剣道は人間形成の剣道である。師と仰ぎ尊敬された持田盛二範士との「百回稽古」は、まさにそうした剣道の修行であった。範士は一回一回の稽古を記録することにより、己の足らざるを知り、向上の糧とした。 日誌はあくまで範士ご自身の修行のために書かれたものであり、本来公開すべきものではない。しかし、人間形成を目指された範士の剣道日誌は、そのまま前途有為な若者の指針として貴重な資料であると信じ、これを生かすべく、ご遺族のご了解を得、敢えて公開するものである。(中略) 剣禅一如の修行を貫徹され未在未在と歩まれた小川範士のご生涯、その修行の足跡を辿らせていただきながら、ほんとうの剣道を修行しようという勇猛の士が一人でも多く現われることを願ってやまない。 (「編集にあたって」より)
目次(「BOOK」データベースより)
1 最後の稽古と思い、合掌の心で願うべし/2 大事なところは生死の間也/3 ここは技ではない、心也/4 出発点は捨て身、到着点は相打ち也/5 腰を伸ばす事、即ち坐禅也/6 常の時と非常の時とその心を一にすべし/7 真行草三つの間/8 ここを空と言う也/9 切先の浮くのは心の浮く事、既に負也/10 剣道の大敵は自己也
著者情報(「BOOK」データベースより)
小川忠太郎(オガワチュウタロウ)剣道範士九段。持田盛二範士十段に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)