商品説明
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内容紹介(出版社より)
永遠回帰思想とは、--キリスト教道徳のような、ある特定の価値評価によってではなく、--あらゆる形態の価値評価によってもたらされうるやましい良心一般をどのように克服するか、という問いに対する答えの一つなのである。
内容紹介(「BOOK」データベースより)
ニーチェの中期思想と後期思想とを架橋し、永遠回帰思想の背景に隠れていたやましい良心の克服という哲学的課題を明らかにする。
目次(「BOOK」データベースより)
「やましい良心」という問いから「永遠回帰」という答えへ/第1部 初歩的問題系ー人間が道徳に支配されるのはどのようにしてか(道徳とは何か/人間の意志の形成は道徳の歴史である ほか)/第2部 方法論的問題系ー道徳批判が可能になるのはどのようにしてか(高貴な道徳と奴隷道徳との通約可能性が意味するもの/誠実さというパースペクティヴの歴史的構成 ほか)/第3部 根本的問題系ー道徳が批判されねばならないのはなぜか(生きるということに対する価値評価の利害/やましい良心の絶えざる可能態としての価値評価 ほか)/第4部 中心的問題系ー生きることそのものの肯定とは何であるか(やましい良心を克服するために意志はどのような役割を演ずるか/回帰する時間において生きることを肯定する時間は死の瞬間である ほか)
著者情報(「BOOK」データベースより)
大山真樹(オオヤママサキ)1975年生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(哲学)。現在、龍谷大学国際社会文化研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)