商品説明
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内容紹介(出版社より)
神武天皇はなぜ、こんな髪型をしているのか? 明治維新後、天皇による支配の正統性を周知させるべく、『古事記』『日本書紀』がさまざまに図像化されていった。イザナキ・イザナミ神の国生みから、ヤマタノヲロチ退治やイナバのシロウサギ譚、神武天皇、神功皇后の雄姿まで、原典から逸脱・変容しつつも巷にあふれたイメージ群に、「近代日本」の心性と目論見を探る。
内容紹介(「BOOK」データベースより)
絵葉書・引札・挿絵に見る、逸脱と変容の神話図像。明治維新後、天皇による支配の正統性を国民に刷り込むべく、『古事記』『日本書紀』がさまざまにビジュアル化されていった。イザナキ・イザナミ神の国生みから、スサノヲ神によるヤマタノヲロチ退治、イナバのシロウサギ譚、神武天皇や神功皇后の雄姿まで、原典にはない要素を加えながら巷にあふれたイメージの数々に、近代ならではの受容のかたちを探る。
目次(「BOOK」データベースより)
第1章 結婚式の神となったイザナキとイザナミ/第2章 ヤマタノヲロチ退治の演出法/第3章 「ワニ」とはなにをさすのか/第4章 サルタヒコとアメノウズメは夫婦神か/第5章 つくられた神武天皇/第6章 戦う英雄、神功皇后/終章 そして漂白の現代へ
著者情報(「BOOK」データベースより)
及川智早(オイカワチハヤ)1959年、岩手県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、帝塚山学院大学教授。古事記学会理事、上代文学会理事、大正イマジュリィ学会常任委員。専門は日本神話や古代説話及びその受容史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)