商品説明
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内容紹介(出版社より)
まちづくりの探求者が人の棲む風景を味読すると、風土の実相が鮮やかに見えてきた。ー東京工業大学名誉教授 中村良夫( 景観学者)日常にある風景の断片に潜む、思いもよらぬ物語と出会う瞬間がある。人が棲むために土地と関わり、自然と人為の相互作用の中で生まれてきた風景のなかで、我々はどのようにその地域を棲みこなしてきたのだろうか。本書は日本37箇所の地域を歩き、様々な場所の声を感じながら、生物の生息環境である「ハビタット」(habitat) と、人間が生息するランドスケープ(landscape)を紡ぎだす物語である。人間は風景のうちに棲み、風景をまた作り上げる存在である。人間と環境の相互関係により生み出された風景のあり方に「ハビタ・ランドスケープ」という名前を与えてみた。それは、生物の生息環境である「ハビタット」(habitat)という生態学の用語と、風景や土地を示す「ランドスケープ」(landscape)という言葉を合わせた私の造語である。(中略)では、人間という種は、どのようなランドスケープに棲み、どのようにランドスケープを棲みこなしているのだろうか。 --本文より
内容紹介(「BOOK」データベースより)
我々の祖先はどのようにランドスケープ(風景)を棲みこなしてきたのか。地域を歩き、そこに棲む人々のルーツを探る旅に出た、国内37箇所の風土を巡る物語。
目次(「BOOK」データベースより)
1 信仰と風景/2 江戸・東京の履歴/3 地域に根ざす/4 水辺ランドスケープ/5 アーバン・ネイチャー/6 ジオ・トリップ/7 自然再生と市民力
著者情報(「BOOK」データベースより)
滝澤恭平(タキザワキョウヘイ)ランドスケープ・プランナー/編集者。株式会社水辺総研取締役、ハビタ代表、「ミズベリング・プロジェクト」ディレクター。1975年生まれ。大阪大学人間科学部卒業、角川書店に編集者として勤務。2007年工学院大学建築学科卒業、ランドスケープデザイン事務所・愛植物設計事務所にランドスケープデザイナーとして勤務後独立。2014年東京工業大学大学院社会理工学研究科修士課程修了、東北の海岸復旧事業の合意形成を研究。以降、九州大学大学院工学府都市環境システム専攻博士課程にて都市河川再生とグリーンインフラの研究を行う。2014年より国土交通省の河川利活用プロジェクト「ミズベリング・プロジェクト」ディレクター。2015年水辺総研を共同設立、環境再生と地域主体形成を目指し、全国の水辺のまちづくりや河川再生を精力的にサポートしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)