商品説明
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内容紹介(出版社より)
かつての植民地支配や冷戦下の対外政策を歴史的背景として、主にイギリス・アメリカによる低開発地域への国際開発・援助事業を理論化してきた開発学は今、新たな局面を迎えている。経済成長により支援される側から支援する側へと転じた中国は、脱中心的・多遍的な開発学を打ち立てられるのか。国内外の開発をめぐる中国の試行錯誤および理論・言説形成の過程を辿り、国際社会を結び直す新時代の開発学を展望する。
内容紹介(「BOOK」データベースより)
かつての植民地支配や冷戦下の対外政策を歴史的背景として、欧米諸国による国際開発・援助事業を主に理論化してきた開発学は今、転換期を迎えている。経済成長により支援される側から支援する側へと転じた中国は、国際社会を結び直す開発学を打ち立てられるのか。中国における開発実践と学知形成の過程を辿り、新時代の開発学を展望する。
目次(「BOOK」データベースより)
序章 なぜ中国の開発学なのか/第1部 背景・課題・方法(開発言説の系譜と視点/中国の開発学を形づくる要素/調査手法と対象)/第2部 分野の形成(「開発学」という名:学知の概念的文脈/中国における開発学の創設者とその開発観/開発学の教育・活動・言説)/第3部 言説の形成(言説(1):中国と西洋の対立/言説(2):「平行・対等」という中国の自画像/言説(3):中国人研究者による日本批判/中国の開発学の特徴と可能性)
著者情報(「BOOK」データベースより)
汪牧耘(オウマキウン)法政大学大学院国際文化研究科修士課程修了(国際文化)。東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了(国際協力学)。専門は開発学、対外援助研究。特に中国や日本における国際開発の知的系譜を歴史資料と現地調査から浮き彫りにすることを試みている。現在、東京大学東洋文化研究所特任研究員、都留文科大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)