商品説明
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内容紹介(「BOOK」データベースより)
いつしか不和となった姉の死。二人を結ぶ母譲りの豊かな乳房。鮮烈な表題作ほか、戦災後の混乱期から東日本大震災後の現在まで、日常を揺るがす不意の波紋をしなやかに描く、円熟の作品集。鎌倉に生きた六十余年の春秋。
目次(「BOOK」データベースより)
海の乳房/白妙の/万年青/枇杷の木/五月の后/タッパーと海/御成山
著者情報(「BOOK」データベースより)
庵原高子(アンバラタカコ)東京生まれ。昭和33年、24歳で「三田文学」発表の「降誕祭の手紙」が、同年下半期芥川賞候補になる。同時に、「その一年」「海の告発」で候補になった故山川方夫と知り合い、小説指導を受ける。その後、家庭に入り二児を出産、余儀なく休筆する。坂上弘「三田文学」編集長時代(1990年代)に復帰し、加藤宗哉編集長の2013年現在まで作品を発表し続けている。慶応義塾大学文学部英文科。日本ペンクラブ会員、日本文藝家協会会員、三田文学会員、鎌倉ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)