商品仕様 | |
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ジャンル | ドキュメンタリー |
発売日 | 2011/11/25 |
収録話 | 第1〜5話 DVD5枚組(全5話/全1BOX) |
収録時間 | 本編約245分/各話49分 |
仕様 | ドキュメンタリー/245分/16:9/ステレオ・ドルビーデジタル/ 片面一層・5枚組/カラー(一部モノクロ)/チャプター付/トールサイズ/ 解説書付/三方背 |
商品解説 | 「坂の上の雲」の時代に一気に世界の表舞台に躍り出た日本。それからわずか30年 あまりで戦争への道を突き進んでいくことになる。日本はなぜかくも短期間のうちに 世界の趨勢から脱落することになったのか。戦後、軍関係者や研究者が、国策決定に 関わった旧軍人や外交官を対象に膨大なヒアリング調査を実施し、その「幻の肉声」 の山を手がかりに解明していく! 2011年1月9日 総合 第1回“外交敗戦”孤立への道 2011年1月16日 総合 第2回 巨大組織“陸軍”暴走のメカニズム 2011年2月27日 総合 第3回“熱狂”はこうして作られた 2011年3月6日 総合 第4回 開戦・リーダーたちの迷走 2011年8月15日 総合 戦中編 果てしなき戦線拡大の悲劇 「第1回“外交敗戦”孤立への道」 【内容】 戦後、軍関係者や研究者が、国策決定に関わった旧軍人や外交官を対象に膨大なヒア リング調査を実施した。その「幻の肉声」の山を手がかりに、第1回は、なぜ日本が 孤立していったのかを探る。 満州事変の対処において世界の潮流を見誤り、国際連盟を脱退。さらに、孤立を避け ようと最も危険なドイツ接近を選ぶ。当時の外務大臣をはじめとする数々の証言と最 新の研究から、外務省と陸軍が二重外交を繰り広げて国際的な信用を落とし、さらに、 入手した情報を共有せず国家戦略なきままに外交を展開するというミスの連鎖が浮か び上がってくる。 「第2回 巨大組織“陸軍”暴走のメカニズム」 【内容】 戦争を引き起こした戦犯とされる日本陸軍は、なぜ、いつから暴走したのか。 人事記録や幹部の発言を子細に追う最新の調査の結果、浮かび上がってくるのは、 エリート官僚集団が徐々に変質し、中心なきまま迷走していく姿だ。当初、世界から 遅れぬよう“改革”を叫んだ若手の軍官僚たちは、軍の枢要なポストを独占し思い切 った机上のプランを実行に移すようになる。そして軍事戦略の違いから派閥抗争を繰 り返し、やがて、現地が東京の軍中央の統制が効かないまでに混乱が広がる。 「第3回"熱狂”はこうして作られた」 【内容】 日本が戦争へと突き進む中で、新聞やラジオはどのような役割を果たしたのか。 新聞記者やメディア対策にあたった軍幹部が戦後、開戦に至る時代を振り返った大量の 肉声テープが残されていた。そこには、世界大恐慌で部数を減らした新聞が満州事変で 拡販競争に転じた実態、次第に紙面を軍の主張に沿うように合わせていく社内の空気、 紙面やラジオに影響されてナショナリズムに熱狂していく庶民、そして庶民の支持を得 ようと自らの言動を縛られていく政府・軍の幹部たちの様子が赤裸々に語られていた。 「第4回 開戦・リーダーたちの迷走」 【内容】 今回見つかった当事者たちの戦後の証言テープからは、驚くべきリーダーたちの実態が 明らかになった。日本の国策決定の場は、全ての組織の代表者が対等な権限を持つ集団 指導体制で、全会一致が建前。常に、曖昧で、玉虫色の決定が繰り返された。各組織の リーダーたちは、戦争に勝ち目がないことを知りつつも、戦争できないと言うことが自 らの組織に不利益を与えると考え、言い出すことができない。海軍、企画院、陸軍、 首相、それぞれが互いに責任を押しつけ合い、重大案件は先送りとなっていく。 「戦中編 果てしなき戦線拡大の悲劇」 【内容】 想定を遙かに超える戦果をもたらした12月8日の真珠湾攻撃。その直後から、開戦を 決めたと同じリーダーたちのトップ会議で、戦争をいかに終結に持ち込むかの方針模索 の議論が始まった。しかし、そもそも無理を承知で始めた戦争。アメリカとの早期講和 を狙うのか、長期持久戦でひたすら耐えるのか、首脳部の意志は割れて統一できない。 結局、防御と戦線の際限ない拡大の両方を、陸海軍が各々バラバラに追求するという矛 盾した決定に至る。この決定が日本の悲劇を一層深刻にしていくのである。 発行・販売:NHKエンタープライズ コピーライト:(C)2011 NHK |