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商品説明
商品説明 内容紹介 「 標準的なアートの歴史では、初期の『ランド・アート』から、大阪出身のアーティスト・池田一のような現代の『エコ・アート』へのシフトについて記述するだろうーーー」これは、米国のミネソタ大学出版局が出版した「Ethics of Earth Art アースアートの倫理学」を紹介する文章の一節である。 自然環境や地球環境をテーマにしたアースワークやランドアートが展開されて60年間、地球環境問題への逼迫感が世界的に高まるにつれ、環境とアートとの関係は変化してきた。その歴史を分析し、総括したこの書物における結論の章「地球に倫理的に向き合う」で主に取り上げられたのが、池田一であった。要するに、地球環境問題を、政治や経済の文脈にはない創造的な視点でとらえる「地球環境アート」は、歴史を刻むターニング・ポイントなのである。 しかし、これだけ明快な歴史的位置付けがあっても、 それを読み取り展開する文脈は、残念ながら日本にはその端緒すら見当たらない。 何もかも新しい動きを現代アートで処理して垂れ流してしまう日本のアート文化という澱みと闘わざるえない日々が虚しく過ぎていく。このどこまでも混沌とした社会の表層を上書きするだけのアート文化に真っ向から向き合う表現者はいないものか? そんな切迫感に共鳴した河合孝治が主導して、コロナ禍の最中にクラウドファンディングで「アースアート3部作」 の刊行に至った。 その3部作のひとつ「アースアート・ストーリー」を丁寧に読み解き、表現現場の当事者の視線で論じてくれたのが、音楽家・作曲家である小森俊明であった。日本のアート文化の「今」に真っ向から向き合う表現者たちとの、確かな出会いであった。 「最近、何を作っているのか?」と、誰彼なく聞かれる機会が少なくない。そんな時、ためらわず、「歴史を創っている」と答えるようになった。日本の将来を憂う君に語りかけたい。「地球環境アートが、全ての初めであり終わりである時代が来る」という予感を伝えたい。その重大な予感を充分に読み取ることが本書「池田一・地球環境アートシリーズNo.1/ 日本のアート文化の『今』を撃つ!」から、からできるだろう。そのために、再度読み直して欲しい。次に向かう言葉を、一緒に迎え入れるためにー。(池田一) 世界で活躍しているアース・アーティストの中にあって、池田さんの思想とその実践の仕方は独特である。それは、自然を利用し、時に改変して作品を提示する西欧的合理主義の思想とは異なる。彼はあくまでも自然の原理に寄り添い、敷衍する形で作品を提示する。そのことにより、観る者に自然と地球環境についてアートを通して主体的に考える契機を提供し、地球市民として環境問題の解決に向けての行動を具体的に実践することを促しているのだ。アートというのは往々にして社会の中で特権的な位置を占めやすい。社会、とりわけ日本社会の中で現代アートという領域が等閑視されているのにも関わらずである。しかし池田さんは現代アートが持つ大文字の制度のうち、特権性なるものから自由であるのだ。(小森俊明) pc/pod.html ■【POD本】に関するご注意■ こちらの商品は【プリントオンデマンド版】となります。ご注文頂き次第順次印刷・納品となりますのでご了承下さい。 過去に取り扱っている商品があった場合、当時の商品と印刷の品質・価格が異なる場合がございます。あらかじめご了承下さい。

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