商品説明
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内容紹介(出版社より)
経済格差の拡大、ポピュリズムの台頭など資本主義の矛盾があらわになる一方、ESG投資の拡大、アメリカのビジネス・ラウンドテーブルによる「株主第一主義」の見直し、「使命を果たす会社」に関するフランスの法改正など、株式会社のあり方を問い直す動きが出てきている。また、20世紀初頭に確立した株式会社は、ヒエラルキーと大きな資産が特徴だが、近年、フラットな組織、フリーランスなど外部資源の積極的活用、ユニークな評価・報酬制度など、会社の新しい形態を模索する動きも見られる。21世紀の新しい会社の形とそのガバナンスはどうあるべきか、本特集においてさまざまな角度から考察する。主な執筆者:岩井克人(国際基督教大学)、コリン・メイヤー(オックスフォード大学)、江川雅子/軽部大(一橋大学)、上田亮子(SBI大学院大学)、銭谷美幸(第一生命保険)、チャールズ・レイク(アフラック生命保険)。経営者インタビューは、吉田憲一郎(ソニー会長兼社長CEO)、小里一宏(テックポイント代表取締役社長兼CEO)、ビジネス・ケースは、KDDIとクラレ。[特集]新しい会社の形とガバナンス:環境・社会の持続可能性と新たな協働のあり方へ会社の新しい形を求めて(岩井克人)多元主義に向けた新しいガバナンスモデル(コリン・メイヤー)直近のESG投資動向から見る「求められる会社」(銭谷美幸)経済社会構造の変化とコーポレートガバナンスの新潮流(上田亮子)新しい協働のあり方を考える(軽部大/江川雅子)ステークホルダー資本主義と日本企業(チャールズ・D・レイク2)[マネジメント・フォーラム]人を軸とした事業ドメインで新しいソニーをつくる吉田憲一郎(ソニー 会長兼社長CEO)[連載]第2回 企業と社会を架橋するビジネスの新たなカタチ(軽部大)[産業変革の起業家たち]ナスダック上場を果たした日本人起業家が勧める「あとちょっとだけやり続ける」ことの意味小里文宏(テックポイント・インク 社長兼CEO)[ビジネス・ケース]KDDI:au design projectがめざしたデザインケータイによるブランド刷新クラレ:日本発のエンプラ「ジェネスタ」とそのイノベーションのプロセス[投稿論文]技術経営リーダーへの軌跡(工藤秀雄・延岡健太郎)