商品説明
商品説明
内容紹介(「BOOK」データベースより)
五〇年にわたって個人心理療法を中心にクライエント・患者と向き合ってきた著者により、臨床心理士の仕事をめぐる昨今の混迷状態にひとつの導きを与えるべく書き下ろされた。前著『私説・臨床心理学の方法』でも詳細に述べたが、「臨床心理学的に配慮されたアプローチ」としての八つの「臨床心理学の原則」に言及しながら、本書ではよりコンパクトに臨床心理士の職業的専門性と独自性の在り方を示す。クライエント・患者は「他者」との深いかかわりを通して少しずつ変わっていくものであり、臨床心理士はその確固たる「他者」となることであるとする著者の姿勢は、読む者の専門家としての矜持を大いに刺激するものである。
目次(「BOOK」データベースより)
総論 臨床心理士の仕事の方法/各論 「臨床心理学的に配慮されたアプローチ」の八つの原則/第2章 「クライエントと直接かかわることを通して」、クライエントの「こころ・からだ」を理解し、手助けする/第3章 「クライエント自身の体験とその表現を核にして」、クライエントの「こころ・からだ」を理解し、手助けする/第4章 「現前性・状況性・歴史性・関係性・個体性・希求性の総体的視点から」、クライエントの「こころ・からだ」を理解し、手助けする/第5章 「クライエントと臨床心理士との相互関係の中で」、クライエントの「こころ・からだ」を理解し、手助けする/第6章 「臨床心理士自身のこともつねに含み込んで」、クライエントの「こころ・からだ」を理解し、手助けする/第7章 「依拠する臨床心理学の理論や方法を信頼し、かつ疑うことも忘れずに」、クライエントの「こころ・からだ」を理解し、手助けする/第8章 「何よりもクライエントのために」、クライエントの「こころ・からだ」を理解し、手助けする
著者情報(「BOOK」データベースより)
渡辺雄三(ワタナベユウゾウ)1941年生まれ。臨床心理士・社会学博士(関西大学)、名古屋大学中退。佐藤神経科病院、医療法人生々会松蔭病院、渡辺雄三分析心理室、人間環境大学教授を経て、人間環境大学大学院特任教授及び渡辺雄三分析心理室心理療法家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)