商品説明
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内容紹介(出版社より)
社会的正義をめざす消費者・市民の地球的規模の連帯は、もう一つの世界をつくる。日本の消費者運動を常にリードし、93歳にしてなおその可能性を探求している著者の生涯を懸けた思索と実践による評論集。本書は、戦中、戦後から現代まで、日本の消費者・市民運動が形成される過程の歴史的な貴重かつ生きた証言である。確かなオルタナティブを求める消費者・市民運動関係者の必読の書!解説 石見尚第一章 良心的兵役拒否一 もう一つの平和への道二 欧州 “反核パワー” の源泉──自己の良心に従った行動が底辺に三 コンピューターで戦争ごっこ四 日本はどうなっている第二章 多国籍企業と南北問題一 ネーダーの多国籍企業論──法の盲点をつく現代の怪獣二 第三世界からの楔──南北問題と消費者運動三 「菊と刀」──日本資本の進出にみる四 日本の経済・技術援助は何をもたらしたか──民衆の連帯こそが重要第三章 私の半生一 私を育てた総評と三池のヤマ二 主婦会活動の歴史と展望三 「わが社」と「わが家」の間──組織の呪縛から解放される日はいつか第四章 アメリカの市民デモクラシー一 アメリカの「公益事業を監視する市民の会」の活動に注目する二 市民の利益を守るコモン・コーズ三 食品安全基準の“国際整合化”をめぐるジム・ハイタワーの闘い四 アメリカ議会図書館騒動記五 八九年恐慌はどうすれば防げるか──新たな繁栄のためのポピュリストの処方箋六 ネーダリアンはいま米国を変えている七 九〇年代、環境主義に進むアメリカの市民たち第五章 消費者運動とはなにか一 消費者運動は「浪費をつくる経済」に挑戦する──いまこそ「買ってやらないぞ」の絶縁状をつきつけるとき二 個々の珠玉をつなぐ糸を紡ぎ出そう──八〇年代後半に求められる消費者運動の生活哲学三 ネッスル・ボイコット運動の教訓四 日本の消費者運動と国際連帯五 地球的規模で考え地域で行動を──独自活動の花を多様に咲かせよう六 アメリカにおける消費者運動の歩み七 新たな企業哲学求める米国の消費者運動──企業はパブリック・インタレストにどう応えるか八 地球の日(アース・デー)とは──一九七〇年から一九九〇年へ結びに代えて 市民が企業社会を変えていく──〈インタビュー〉聞きて・船瀬俊介付論 私の野村かつ子論 石見尚あとがき初出一覧
内容紹介(「BOOK」データベースより)
社会的正義をめざす消費者・市民の地球的規模の連帯は、もう一つの世界をつくる。日本の消費者運動を常にリードし、93歳にしてなおその可能性を探求している著者の生涯を懸けた思索と実践による評論集。本書は、戦中、戦後から現代まで、日本の消費者・市民運動が形成される過程の歴史的な貴重かつ生きた証言である。確かなオルタナティブを求める消費者・市民運動関係者の必読の書。
目次(「BOOK」データベースより)
第1章 良心的兵役拒否/第2章 多国籍企業と南北問題/第3章 私の半生/第4章 アメリカの市民デモクラシー/第5章 消費運動とはなにか/結びに代えて 市民が企業社会を変えていくーインタビュー 聞きて・船瀬俊介/付論 私の野村かつ子論(石見尚)
著者情報(「BOOK」データベースより)
野村かつ子(ノムラカツコ)1910年、京都・西陣に生まれる。同志社女子専門学校英文科卒。卒業後しばらく間をおき同志社大学文学部に入学、社会事業と倫理学を専攻。同志社「労働者ミッション」に参加。1944年、江東消費組合に入る。戦後すぐに日本協同組合同盟(現・日生協)に参加。主婦連合会創設に参画。1951年、婦人職業協会を設立。1955年日中友好協会常任委員。1959年から総評主婦の会で活動、日本婦人会議常任委員も務める。1971年、ラルフ・ネーダーを招聘。以後、日本消費者連盟の活動に全力投球、国際消費者機構(IOCU)との交流に尽力。75年、海外市民活動情報センターを設立。現在、生活クラブ生協東京顧問、IOCU名誉顧問。著書、訳書多数。1990年市川房枝基金援助賞、1991年東京弁護士会「人権賞」、1993年韓国の「イルガ記念賞」受賞石見尚(イワミタカシ)1925年生まれ。東大農業経済卒。全国指導農協連、国会図書館調査局課長、(財)農村開発委員会常務理事を経て、日本ルネッサン研究所の創立に参加。現在その代表。協同組合研究家、農村開発プランナー。元東工大講師(非常勤)、農学博士。TOES(もうひとつの経済サミット)の1993年、2000年のオルガナイザー。現在「循環共生社会システム研究所」理事。その理論と手法によって、インド・西ベンガル州の最貧層の村で食と仕事づくり、衛生のためのモデル的農村開発を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)