私は平成18年9月、和歌山県に出張中に脳卒中で倒れ、その後遺症で半身マヒになった身体障がい者です。それ以来、病院に通ったり、介護施設を利用しながら在宅介護で今日まで生活し、何とか仕事もできるようになり、このような本の執筆活動もできるようになっています。その私は、週に1回訪問マッサージと訪問リハビリを受けているのですが、マッサージの先生から、「清水さんの体はすぐゆるみますね!」と言われたのがキッカケとなって、それ以来そのマッサージの真島良成先生と「体がゆるむとは?」とか、「ゆるみやすい体とは?」とか、「ゆるみやすい体質の人とは?」というような話を毎回するようになって、お互いに「体のゆるみ」について研究心を持つようになり、自分の体を使って実験をしたり、周囲の人たちを観察したりしながら情報を交換し合っているうちに次第にまとまってきたのが本書の内容です。