ストーリー
1825年、フランス北部ノルマンディー地方カルヴァドスにピエール・オーギュスト・ブラーによって蒸溜所が設立された。リンゴを原料につくるブランデーは古くからノルマンディーの地でつくられてきたが、中でもカルヴァドス産のものは質が高く、アップルブランデーの代名詞としてその名を使われるようになった。
ブラーはカルヴァドスに二回蒸留を採用することで先駆者となり、、AOC(フランスの原産地呼称規制)の対象となった。そのためノルマンディー地方以外で作られる同様の蒸留酒がカルヴァドスを名乗ることはできず、アップル・ブランデーと呼ばれ、区別される。
カルヴァドスの語源はノルマンディー地方の沖合でスペインの無敵艦隊エル・サルヴァドールという船が難破した故事から生まれたという説や、沖合いにある岩の植生はまばらであることから『calva dorsa』という『裸の背中』を意味する言葉から派生したという説もある。
グランソラージュとは最良のりんごを生み出す偉大なる土壌の意味。