ifの第二次大戦世界のアメリカを舞台にしたFPS
独創的な世界設定とオーソドックスすぎるゲーム内容が特徴。
○良かった点
・独創的な世界設定
・迫力のある戦闘
・緊迫感のあるBGM
○悪かった点
・難度バランスが悪い
・グラフィックがのっぺり
・AIの動きが不自然
・独創的な世界設定が死んでいる
・全体的に雑
効果音は迫力があり、始終グレネードが飛び交う銃撃戦は派手です。
BGMも緊迫感があり、第二次大戦系FPSの王道といった感じでした。
ただ、良くも悪くも、昔からあるようなオーソドックスなFPSです。
CODやMOHの初期作を思わせる内容でした。
もちろん、完成度については比較にもなりませんが。
グラフィックはのっぺりした感じで、FPSとしてはちょっと難あり。
そこまで汚くは無いですが、少なくとも綺麗ではないです。
ゲームバランスも悪く、難度ノーマルでも終盤急激に難度が上昇します。
終盤は敵の攻撃力を上げることで、無理やり難しくしているかのよう。
チェックポイントも間隔がやや長めでバランスが悪く感じました。
敵兵の動きは不自然で、動きがコマ送りのようにぶれたり、瞬間移動したり、
グレネードを投げ返そうとして仲間のど真ん中に投げ込み自滅したりする始末。
その一方で射撃精度はプロ級という典型的なダメっ子AIです。
プレイヤーを倒そうと頑張っている様子は微笑ましいのですが……。
また、舞台設定は独創的ですが、結局の内容は占領下でのレジスタンス活動なので、
従来の大戦系FPSと大差はありません。場所の見た目も似たようなものです。
難度バランスの問題を除けば、非常にオーソドックスなFPSです。
ただ、オーソドックスな割に全体の作りが雑で完成度が低い為、
世界設定以外に特徴の無い作品に終わっている印象です。
オススメはし辛いですが、かといって遊べないわけでもない作品。
この内容で08年発売のFPS、という点が大きすぎる弱点ですが、
もっと昔のゲームだと思えば……そこそこ楽しめる……と思います。
*追記
私はXbox360用の北米版の本作を購入しましたが、振動機能には対応していました。