市販されている洗剤の中で、塩素系に勝る除菌剤は無いと思います。
仕事で原液の次亜塩素酸ナトリウムを扱う事があるのですが、他の洗剤と違って殺菌力が格段に違います。
黒カビ・茶コケなら分解されて無色透明の液状になってしまいます。
上記の理由により、洗濯槽のカビが完全に殺菌・分解された状態なら、目視することは不可能です。
逆にいうと、カビが目視できる状態というのは、カビが洗濯槽から剥がれているだけで、殺菌されている段階には至っていないと云うことです。
あと、つけ置きはやった方が良いです。
薬剤が対象に浸透し、効果が現れるのには時間がかかりますので、充分な殺菌効果を狙うなら数時間程度は洗濯槽がカビキラーに浸かっている状態を維持すべきです。
換気を充分にして行ってください。
塩素による殺菌をよく理解せず、商品に対する正当とは思われない評価が散見されましたので投稿しました。
参考にして頂ければ幸いです。
以上、2014/5/1 のレビューです。
追記(2015/5/31)
非常に多くの方にご覧頂いているようなので、私自身の知識・経験から役に立つであろう内容を追記する事に致しました。
ちなみに我が家の洗濯機はドラム式ではなく、最大水量38Lの全自動洗濯機です。
槽カビキラーは毎回全量投入しています。
洗濯機のフタは使用時以外は開放し、乾燥させる事を心掛けています。
○槽カビキラーの使用開始から現在に至るまでの経過(日記と回想)
・2014/4/25(初回)
私は手帳を日記代わりに使っているのですが、それによると、初使用は2014年4月です。
理由は洗濯物に茶色の付着物が見られるようになった為とあります。
5年以上特別な清掃を行っていなかったので、自然な現象ですね。
25日深夜から高水位でつけ置きを開始し、翌26日朝に通常コースで運転し、カビがなくなったと記述しています。
洗濯槽の穴の黒カビが消え、大量の白や茶のフレークがネット(糸くずとり)に溜まっていた事を覚えています。
・2014/5/18(2回目)
2回目は3週間後の5月。
ネットに茶コケが少量確認できるようになったため行ったようです。
つけ置き→通常運転。
・2014/6/20(3回目)
前回から1ヶ月後。
詳細の記述はありません。
特筆するような事由がなかったためでしょう。
おそらく、定期使用によるカビ防止のために行ったのだと思います。
使用後の槽カビキラー液を、風呂場の床・マット・フタにかけて黒カビを落とした事を記録しています。
・2014/10/26(4回目)
実に4ヶ月ぶり。
ネット等に付着物は出ていなかったが、脱水の穴に黒カビが確認できたためと記録にあります。
使用後の残り液活用については、前回同様の記述があります。
今回は台所にも使用してますね。
・2015/2/15(5回目)
前回から4ヶ月弱。
記述を見ると、汚れていなかったが行ったと書いています。
直近の事なのでよく覚えていますが、予備が余っていた事と、暖かくなる前にカビ防止効果を狙って行いました。
○洗濯槽カビ対策のまとめ
・とにかく乾燥させる。
カビは湿気を好むので、使用中以外は洗濯機のフタを開け、周囲の風通しも良くしましょう。
・しっかりと殺菌。
カビキラーの主成分、次亜塩素酸ナトリウムの効果は間違いないです。
溶液中の水酸化ナトリウムがカビの細胞壁を溶かし、塩素が細胞に直接浸透する事で殺菌できるからです。
私が仕事場で遭遇する黒カビは、機械の裏などで2mmくらいの厚みになっているものもありますが、高濃度の次亜塩素酸ナトリウムで除去できなかった事はありません。
体積そのものが消失してしまう感じで、カビの色も形も残りません。
ただ、槽カビキラーは原液を大量の水で薄めて使うわけですから、長時間のつけ置きは必要だと思います。
高水位にして、槽全体を槽カビキラーにつけ込む事が重要です。
水道水以外とは混ぜずに使用し(酸に触れると塩素ガスが発生し危険)、換気を充分にして行ってください。
槽を綺麗にしてもカビ臭さが消えない場合は、槽以外の洗濯機内部にこびりついたカビが臭いの元になっている可能性が高いです。
これは洗濯機を分解して徹底的にカビ取りをやるしかないですね。
しかし、槽が清潔なら洗濯物には影響がないので、そこまでやる必要はないと思いますが。
使用後の残り液も風呂場のマットや床にまいておくと、殺菌効果が期待できます。
最後は水で流してください(残っていると白くなりやすい)。
以上、長文お付き合いくださり、ありがとうございました。
! 注意(2015/7/1 追記)
当レビューから想定される事故について、注意喚起のため2点追記いたします。
・幼児がいる場合には、洗濯槽のフタを開放状態にしない。
子供が槽に転落し、死亡する事故が起こっております。
特にドラム式では、フタが閉まると内側から開ける事が不可能で、重大な事故につながり易いです。
小さなお子様をお持ちのご家庭では注意してください。
・衣類にはカビキラーを接触させない。
カビキラーに関わらず、塩素を含む洗剤は強い漂白作用を持っています。
塩素の漂白作用は、多くの色物衣類を変色させます。
私の経験では、黒いTシャツが赤くなり、青やグレーの色物がピンクになりました。
この作用は、かなり塩素が薄められた状態でも発現するので、注意してください。
逆に漂白作用を利用して白い衣類を綺麗にする事もできます。
私の場合は、カビて茶色くなっていたレースのホコリよけを純白に戻す事に成功しました。
ただ、長時間浸けると繊維が傷むので、10~15分位を目安に行ってください。
元々の色が白一色で、ロゴなど入っていないものなら有効です。
自己責任ですが、槽使用後の残り液を活用してチャレンジしてみてください。
梱包サイズ | 19 x 10 x 4.5 cm; 600 g |
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商品の仕様、用途 | 本体 |
香りの系統 | 無香料 |
商品の特徴 | 消臭, 除菌 |